何気なく描いた「絵」が気に入った。
手のひらサイズの絵を忠実に、自分の背丈を越えるほど大きく作る。
馬鹿馬鹿しいことを大真面目にすること。一見簡単そうだが意外と難しい。
馬鹿馬鹿しくて挫折しそうになる上に、なにより疲れる。

陶土で大きなものを作ることは向いていない(重い、柔らかい、割れやすい)
陶になってもそうだ(重い、硬すぎる、欠けやすい)
あまりにも不合理であるが、不合理を楽しんでいるわけではなく、あくまでも真剣なのだ。