サロンに行くたび思う「???」をやさしく解説いたします!
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☆どうして大人は髭が生える?
髭は男の第二次性徴のひとつで
男の子も小さいうちは顔に産毛が生えています。
それが成長につれて硬い毛に変わってきます。
思春期になると脳の指令により
性ホルモンが活発に体の中にでてきます。
性ホルモンは、男性の精巣や女性の卵巣からでてきます。
男性ホルモンの働きにより髭が生えるわけです。
☆エクステンション?
最近のヘア雑誌なんかにちょくちょく出てくる
エクステンションってやつちょっと説明します。
エクステンションとはいわゆる付け毛の一種で
ヘアスタイルを作る時のアクセントとして使います。
いろいろなカラーのものがあるので
部分的にメッシュぽく付けたり束をたくさんつけて
ショートスタイルをちょっとロングっぽくしたり
初めから三つ編み状になっているものもあります。
毛の質も人工で作ったものと人毛で作ったものとあります。
それぞれ特徴がありますので
自分にあったものをお店の人と相談してください。
☆バックシャンプーとスタンドシャンプー
ほとんどのメンズのお客様は体験していると思うが
われわれ理容師が立ったままで洗うのが
スタンドシャンプー。
美容室に多く、
初めから後ろ向き(仰向き)に寝かせて洗うのが
バックシャンプーです。
バックシャンプーは
女性の化粧を落とさないために
考案されたと聞きますが
最近では理容室でもする所が増えています。
(別に化粧をする男性が増えたからというわけではありません^^)
明治時代の逸話に、
西洋型のバックシャンプーをする理容施設が
日本に入ってきた時、武士の思想から、
「武士が無防備に
腹をみせてシャンプーするのはどうか?」
ということで、
お腹をかくすスタンドシャンプー型の理容施設が
定着したという説もあるそうです。
☆アイパーとアイロンパーマ(カールアイパー)は
違うのですか?
ハイ。
アイパーは硬い毛髪の立ち上がりをしっかり押さえたり
逆に柔らかい毛髪の立ち上がりを助け
ボリュームのあるヘアーにしたりすることができます。
どちらかというと
ストレートで硬い感じに仕上がります。
アイロンパーマはパーマをかけたように
カールやウェーブが出ます。
色々な太さや形があるので
カチッとした感じからフワットした感じまで
幅広い感じに仕上がります。
☆ピンパーマとツイストパーマの違い
【ピンパーマ】
毛束でループを作り、ピンなどで固定するパーマ。
ルーズで柔らかいウエーブを作る事ができる。
ロットで巻けない短い髪の場合でも、
ウェーブを与える事がきる。
ロッドの跡がつかないので、ロットで巻くパーマより
ソフトで自然な仕上がりになります。
【ツイストパーマ】
毛束をつまんではねじっていく方法で巻き上げ、
ペーパーや、アルミホイルで包む。
他にはピンに巻きつけたり、
ねじった毛束をパネルにピンでとめていく方法もある。
仕上がりはクセ毛風で、
ボリューム感を出したい時などに有効。
緩く処理すれば、ギザギザの波のようなウェーブ。
強くかければ、弱いドレッド風にも仕上げれます。
早い話・・・・・
ピンパーマとツイストパーマは、まったく別物ですね(^^ゞ
☆櫛(くし)のお話し・・・
床屋の道具で鋏の次になくてはならないものが櫛。
ほとんどの理容師さんは
カットをするときに櫛を使い分けています。
櫛には使用目的に合わせたいろいろな形状があり、
カットの仕方により櫛目の細かいものや荒い櫛、
あと厚さなんかの違うものを使い分けているんです。
材質も色々あり最近ではプラスティックなどの
樹脂を使ったものが多いのですが、
動物の角を使ったものや
亀の甲羅を使ったべっ甲の櫛
(今は作ってないかも)などもあります。
色やデザインにおいては多種多様で
豹柄のデザインのもあるそうです
(使っている人は見たことはありませんが(^^;)
最後に問題です。
理容師はおよそ何本くらい櫛を持っているでしょうか?
答えは36本(くし→9×4で36 失礼しましたm(_ _)m)
われわれはウイッグ(wig:かつらのことですね)と呼びますが
これについてよくある質問を3題。
「ほんとの人間の髪の毛なんでしょうか。」
大手某老舗メーカーのものは
中国製で100パーセント人毛と聞いています。
ただ、幾度ものトレーニングに耐えうるように
それなりの化学処理はしてあるようです。
全部、ひとの手で植えてゆくそうですよ。
「使い捨てなんですか?」
そのとおり、使い捨てです。ただし、安くない。
数千円のものから、コンテスト用などさらに一桁多いものもあり。
でも、ロングからショートのカット、カラーリング、パーマ等
廃棄までにはいろんなおつとめをするんです。
「午前2時になると笑うって本当ですか。(うわー)」
いやあ私は見たことがないですが・・・ウフフ。
ちなみに、国家試験にもウィッグを使います。
試験にはシェービングもありますので
このウィッグはその際にミスすると
赤いモノが出るようにつくってあります。
皮膚も本当の人間のようなんですよ。
ただ、あまりによくデキているため
自家用車の座席に積んで警察沙汰になったという話も
ひところまことしやかに流れておりましたので
その取り扱いには注意が必要ですよね!
☆かみそりのお話し・・・
髪結い床の時代から私たち理容師が使ってきた道具は
鋏(はさみ)・櫛(くし)・剃刀(かみそり)
この三つがもっとも大切な道具として使われてきました。
剃刀は明治時代になり西洋文化が日本に入って来るまでは、
折りたたみカバーが無い「日本剃刀」が使われていました。
このかみそりは肌当たりが良いのですが長切れせず、
使う度に砥石で研ぎ
店の中にいつも砥石を設置しておかなければならない物でした。
西洋文化と共に渡来した「レザー」洋剃刀も使われるようになり
長く切れる事でどんどん普及して行きます。
しかしいずれも熟練した研ぎの技術が必要な事と管理のむつかしさで、
現在は刃のみを交換して使う替刃式の剃刀が
多く使われるようになっています。
替刃も普及し始め30年ほどになりますが、
頻度・制度・剃り味も進歩しとても使いやすい物になっています。
そんな歴史あるかみそりを使いこなす理容店で
是非お顔剃りを体験してみてください。
☆イオンドライヤーとは・・・
簡単にいうと、マイナスイオンの自然の力をとりいれた
画期的なヘアドライヤーで、
使うほどに髪サラサラ、ツヤツヤになります。
ではどうしてそのような効果がでるのか?
1.イオンドライヤーが空気中の髪の水分に作用し、
水の分子集団を微粒子化します。
2.微粒子となった小さい水がキューティクルの間より
髪の内部に浸透します。
3.保湿効果によりたんぱく質を活性化させ、
つやのある健康な状態に近づけます。
使ったことのない方は是非一度お試しください。
違いが実感できますよ。
あ!
でも坊主頭の人や角刈りの人はちょっと実感できないかも・・・
☆どうして白髪ってできる?
日本人ならだいたい毛の色は黒色ですが、
世界的にみれば金色あり、茶色あり。
こうした頭髪の色は、
毛髪が頭皮内で成長する過程のどこかで
色素細胞(メラノサイト)が作り出したメラニン色素が
毛髪内に取り込まれる事で決まるようです。
つまり毛母細胞そのものが作り出す毛髪は
もともとは白髪なのだ。
それを黒く見せているのは、
色素細胞(メラノサイト)が作り出すメラニン色素の働きであり
白髪ができるのは、その働きが何らかの原因で
弱まったり消失したりして、
髪を黒くするメラニン色素が作られなかったためだと
考えられているそうです。
肝心のメラノサイトがなぜ弱まったりするのかは
残念ながらまだ解明されていませんm(__)m
■一夜にして白髪になるという話、本当?■
フランス革命の際、
投獄されたマリー・アントワネットの髪が
一夜にして真っ白になったと言う逸話があるが、
さすがに一夜にして
髪が真っ白になるというのはおおげさで
過度のストレスなどによって色素細胞(メラノサイト)に影響があり
白髪になったとしても次に生えてくる髪の毛だけで
すでにある髪の毛が変わることはありえないそうです。
そういえば明日のジョーの矢吹やホセ・メンドーサも
白くなったような気が・・・(古〜(^^ゞ)
☆眉毛が長くなるのはなぜ?
毛には成長期、退行期、休止期と言う
周期(ヘアサイクル)が有ります。
眉毛などが長く伸びないのは
ヘアサイクルが頭髪に比べて短いからです。
眉毛の伸びる速さは1日約0,1mmで
寿命は3ヶ月程です。
しかし老化がすすむと毛周期の調節が甘くなって
成長期が延び延びになり眉毛が長くなります。
年をとってからの成長期はかなり個人差があるようで
昔いた某総理は相当延び延びだったんでしょうね^^
☆若白髪はなんでできるの?
「まだそんな年じゃないのに…」。
白髪が目立ち始めるのは男性で30代前半、
女性で30代後半頃といわれている。
だからこそ、まだ若い10代、20代のうちに生えてくる白髪は気になるもの。
突然、増えた場合はなおさらだ。
現代社会において考えられる理由は色々あるけど、
おおまかに3つ。
遺伝 |
目立つ時期には個人差があり、
早ければ10代で出始める人もいる。 |
ストレス |
自律神経、内分泌系、免疫系に悪影響を与え、
毛根にもダメージがある。 ストレスによる円形脱毛症が治る過程で、 その部分に白髪が生えることもある。 |
過激ダイエット |
ミネラルをはじめとする各種栄養素が不足すると、
美しかった髪もパサパサの白髪に! やり過ぎには要注意!! |
でもね、若白髪がいっぱいあるからって、
調子に乗って抜いたらだめですよ。
繰り返し抜いていると毛乳頭の働きが弱まり、
薄毛の原因になってしまいます。
どうしても気になる場合は根元近くからはさみでカットするか、
いっそのことおしゃれに染めてみるなんてどうでしょうか^^
☆ヘアーマニキュアとヘアカラーの違い
ヘアーマニキュア
上から色をプラスするのであくまで元の髪色がベース。
うっすらと染め上げ
(光の加減で染めがわかる程度のほんのりと変化)
同時にハリとツヤを与えます。
シャンプーのたびに少しずつ色落ちし
自然に元の髪色に戻っていきます。
さりげなく髪色を変えたい人や、
髪が傷んでいて負担の少ない方法を望む人に最適です。
ヘアカラ−
染料同士が髪の内部で結びつき、
大きな粒子となって髪色を変えます。
内部から変えるので色の出方も鮮やかなのが特徴。
一度カラーリングしたら色落ちは少なく、
染めた色を長い間キープ。
ただし、新しく生えてくる部分との段差は生じます。
髪色を大胆に変えたい人、鮮やかな色、なりたい髪色を
鮮明に表現したい人に最適です。
☆寝る客ってイヤな客ですか?
ぜーーーーーんぜんそんなことはありません!
というか、理容店は疲れをいやす場所ですから
そんなお気遣いはまったくいらないんですよ!
日々の疲れを少しでもとってさしあげられたら・・・。
理容師はだれしもそう思っているはずですよ。
☆ドライヤーの冷風
皆さんが使っているドライヤーって冷たい風も出ません?
なかには扇風機の変わりに使っている人もヾ(- -;)オイオイ
あれって何に使うか知っていますか?
ブローの時に一度つけた形を長もちさせ髪に艶を出す効果があります。
例えば前髪が下がってうっとおしい時とか毛先をはねさせたい時とかに
温風を当ててある程度形を作った後、冷風を使うと効果抜群です。
一度お試しを!
☆あの白い粉
カットの途中でつけるあの白い粉
よく子供につけるとき
「ハイおじいちゃんに変身で〜す」って言うやつ
あれは打ち粉と言って
刈り上げやスポーツ刈り、角刈りなんかの時に使います。
あの白い粉をつけることによって、
カットした面がきれいに刈れているか確認し
よりきれいにカットする為に使う物です。
日本人は黒髪が多いので
白い粉をつけることによってより良くわかるというわけです。
とうぜん白髪の人にはあまりつけても意味がありません^^
☆床屋の看板
誰が見ても床屋さんだってわかるあの看板。
くるくる回っているやつなんていうかご存知でしたか?
サインポールといいます。
まんまと言えばそうなんですが(^^;
昔は通称雨ん棒とも言われていたそうです。
その昔中世のヨーロッパでは
理容師が外科医を兼ねていたといわれ
そのなごりから赤は「動脈」、白は「包帯」、
青は「静脈」と言われているようです
(色々な説があるのですがこの説が一般的に通用しています)
でもあれって映画を見る人ならわかると思うのですが、
世界中で使われているんですよ。
世界共通の看板ちょっとすごいかも^^
☆五分(ゴブ)刈りって何ミリなの?
最近は坊主にする人も少なくなりましたが、
よく坊主にするときに
「5部刈りでお願い します」って言いませんでしたか?
皆さんなんとなく
「じゃあそれでって」感じで答えていませんでしたか?
あれってミリで言うと何ミリなのか知っていましたか?
答えは9ミリ。
参考までに一分は3ミリ・二分は5ミリ・3分は6ミリ。
ちなみに関西のほうでは
一枚二枚って言い方をしていたそうです
(いまでもしているのかな?)
☆ヘアートニックとヘアーリキッド
ヘアートニックというのは
リキッドなどの整髪料(スタイリング剤)とよく間違えられがちですが
スタイリングする目的とは違い
おもに頭皮や毛髪にうるおいを与えたりフケ・カユミを抑えたり
頭皮を清浄したりするもの。
つまり髪につけるものじゃなくって
頭の地肌につけるものなのです。
あと育毛効果があるものなんかもありますね。
☆リンスとトリートメントの違いって?
リンスは髪の表面に「皮膜をつくって」サラサラにしたりします。
トリートメントはもっと分子がこまかく、
髪に浸透して補修したり栄養を与えたりします。
カラーリング(ヘアダイ)した髪は
シャンプーのたびにトリートメントしましょう!