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今日、数多くの育毛・養毛そして発毛を謳った製品が販売されています。
それぞれのメーカーが、様々な研究に基き開発した、多種多様の製品が店頭を賑わせています。 (このページでは、育毛剤の名称を使わせてもらいます。) しかし、誰にどの育毛剤が合うのかは、実際に使用してみないと判らないのが現状です。 万人に効果のある製品は現在もありません。また、将来にわたっても出ないかもしれません。 それほど、人体には個人差があるのです。 現在、育毛剤の大部分が、ヘアトニックの要領で頭皮に直接塗布するタイプです。 ヘアトニックは、その主成分であるアルコールの作用により、 頭皮の洗浄・消毒、余分な皮脂の除去、蒸発による頭皮の清涼感等を目的とする化粧品です。 育毛剤は、そこに育毛効果のあると思われる成分を 各メーカーが独自に開発し、添加したものと考えて下さい。 そこでこのページでは、育毛剤の効果が出やすい使用方法をいくつか説明させて頂きます。 まず、育毛剤は、毛乳頭や毛母細胞のある毛根下部まで浸透させないと効果がありません。 そのためには、頭皮の表面を被っている皮脂を、一時的に取り除く必要があります。 皮脂を供給する皮脂腺は、毛孔の入口近くにあり、常に皮脂を供給し続けています。 特に脂漏性の頭皮では、毛孔に固まった皮脂が詰まっている場合もありますので、 正しいシャンプー方法で、それらを除去しなければなりません。 (正しいシャンプー方法については、第1回を参照) シャンプー直後は、毛孔が広がり、水分が毛根部まで達している為、 育毛剤を塗布するのに最適な状態になっています。 塗布後は、マッサージや遠赤外線等で頭皮を暖めると、より浸透効果が上がります。 次に、育毛剤は、一度に多量を使用しても効果は現れません。 頭皮に浸透する定量を超えたものは、主成分のアルコールと共に蒸発して無駄になります。 それより、塗布する回数を増やしたほうが、育毛の成分が頭皮に止まり易くなります。 また、育毛剤は、同じ物をある程度の期間、使用し続けないとその効果は判りません。 毛髪は、育毛効果があったとしても、急に太くなる訳ではありません。 今ある毛髪が、その寿命を終え、抜けた後、 毛母細胞が前よりも太い丈夫な毛髪を作り出して、初めて効果が現れるのです。 ですから、最低でも6ヶ月の使用期間が必要なのです。 短期間に次々と新しい商品を試してみても効果は得られません。 最近話題のRe-upについては、皆様も興味が御有りと思われますので一筆します。 成分その他については、多数の文献がありますので、ここでは割愛させて頂きます。 Re-upの特筆すべき点は、その販売方法にあると思います。 まず、効果の現れるのは壮年性脱毛者。 それも頭頂部のみ、もしくは前頭部と頭頂部の両方が薄い方としています。 また、適量を1日2回を清潔な頭皮に塗布するよう義務付けています。 そして、最低でも6ヶ月の使用を謳っています。 これらは、今までの育毛剤には無かった売り方です。 そして、上記しました育毛剤の効果的な使用方法に適っています。 繰り返しますが、万人に効果のある製品は現在もありません。 その点では、Re-upように対象者を、ある程度限定した販売方法には、誠意を感じます。 また、医薬品として販売については、将来リポビタンDのように 医薬部外品に変更して多売を目的とした時のイメージの良さを狙ったものと思われます。 |