おめでタイムス バックナンバー | |
太郎(高2) 香名子(中2) ●きれい好きのお母さんは、元旦から暮れの続きで掃除をしている。 ●お母さんは、独創的な料理を作る。 たとえば、生ハムとキャベツの炒め物だが、せっかくの生ハムを炒めないでよ、 と思うのはお父さんだけなんだろうか。 ●1年間預ることになった米国からの留学生デイビッドは、寝起きには何を話しかけても無駄というくらい朝が弱いのでお母さんと息が合う。 ●まともな英語を話す者がいない木村家の純日本的な環境のおかげで、デイビッドの日本語はみるみる上達し今では漫才を見て大声で笑っている。 ●あのアニマル浜口ですら娘に好かれているのに、なんで自分が娘に嫌われなきゃならないのか、お父さんにはさっぱり判らない。 ●近所の人と夜の散歩を始め2kg減ったと自慢していたお母さんの体重はときどきふりだしにかえる。そのためか最近距離が増えたようだ。 ●パソコンの講習を受けて「にわか指導者」として就職したお母さんは、半年もたたないうちに教わる立場になった。 ●不作と言いながら、おじいちゃんとおばあちゃんの作ってくれる野菜のおかげで木村家の家計はなんとか破たんせずに済んだ。 ●台風で至る所で道路が冠水し帰宅できなくなった香名子と迎えのお父さんは、章弘おじさんのところで一晩世話になったが、きっと一番の被害者はおばさんだった。 ●お母さんのケータイは、置き忘れられていることが多い。 おばあさんは持って出るが、発信専用である。 ●太郎は、おもしろい映画を見つけるとお父さんを誘う。 チケット代と龍泉での飯代を浮かせる狙いだ。 ●お母さんの自動霜取り装置付き自家用車は、最近、自動給油装置も装備した。 おかげで遅刻を免れているのに、本人は「燃費がいいなぁ」くらいしか気づいていない。 ●「お父さん、友だち来たとき猫かぶらんといて。私にピッタリのかわったお父さんやて言われる」。ごめんなさい。別に特別なことしてません。残念。 ●子ども達が知らない言葉を使って会話しているとお父さんは腹が立つ。 ●「おめでタイムス」はお母さんの悪口が多いと批判するむきもあるが、編集方針だから仕方がない。 それを「愛している証拠」と勝手な解釈をする者もいれば、真実だと知っている者も、冗談だと思い込んでいる平和なヤツもいる。 ●お父さんは、太郎の好きになりそうな娘は容易に想像がつくが、香名子が惚れる男は想像すらしたくない。 |