納得の没ネタ 2005■
【納得の没ネタ 2005】    

●お父さんが「太郎もたくましくなったなぁ」というと、お母さんは「最近ちょっと憎らしくなった」という。

●木村家の人々にはデイビッドのジョークの半分はウソに思われる。
しかし、「アメリカ人は、オナラができない」というのを信じたのはお母さんだけだ。

●お母さんの得意料理「茄子のレンジでチンするだけ」を食べるとコオロギになった気分がするのはお父さんだけではないはずだ。

●おじいさん、おばあさん、お母さんには野村證券から電話がかかってくるが、お父さんにはきたためしがない。そのせいか、お父さんは、セールス電話は冷たくあしらう。

●おじいさんはお母さんに対抗して冬になってから早朝散歩を開始した。

●だけど、お母さん自身は「歩こう会」の忘年会の飲み食いで確実に元に戻った。

●自転車通学用のヘルメットが無くなった事を担任の先生に届けると、普通は心配してくれるのに、自分の場合は「友だちに貸したんとちがうか」とか「どこかに置き忘れたのでは」と疑われるのが不満だと誇らしげに香名子は言う。

●東海地区のディベード大会でチームが準優勝した香名子は、全国大会の結果よりも自力で東京に行ったことを自慢している。

●おめでタイムスを読んでの香名子の感想、「今思えば恐ろしいほど、家の恥をさらしとんのやなぁ」。

●「おめでタイムス」を検閲しながらお母さんは言い訳をする。たとえば「生ハムが古くなっていたからやん」という具合に。そういう素直さが好きなんだけど、お父さんが言いたいのは、「古くするな」なんだけどなぁ。

●お母さんの弁当はデイビッドに評判が良い。お父さんの分析では、冷凍食品と、彼がアメリカ人のくせにお世辞が巧いおかげだ。

●お母さんがお父さんの要求や注文やお願いを聞き入れるのは、足踏みマッサージをしてほしいときと、年賀状の季節だけだ。

●お父さんの独断で、TVゲーム、携帯、個人用パソコンを許されず、校則の遵守を要求されて、木村家に生まれた不幸をしょっていた子どもたちにも、やっと春が訪れたと思ったのに、年末には二人とも仕事のお下がりのパソコンが壊れてしまった。

●お父さんが意地悪をいうと「お母さんに丑の刻参りされるに」と香名子が突っ込む。

●中間試験を頑張るように大好物のカレーライスをつくってもらった太郎君は、食べ過ぎで眠くなったが、お父さんが学生の頃、夜食にチキンラーメンを食べては睡魔に屈伏していた事実を知らされていない。

●信長を尊敬するお父さんは、「人生50年」と言っていたが、50才の誕生日に「80才まで生きる」決意をして体質改善プログラムを作成した。

●実直なお父さんは、この1年間五十肩に悩まされた。

●「私のケータイ呼んでくれる」と言われたとき以外にお父さんがお母さんのケータイをコールすることは稀である。

●木村家の男性軍は、いつの頃からか、風呂からあがる前に水切りに飛び跳ねるようになった。もちろん素っ裸で。

●子どもたちが寿司を食べに連れてもらった夫婦の昼食
妻「二人だけやったら、二人とも太るやろな」
夫「太るのなら、別の人と太りたいわ」
(めったにない平和な会話である)

●おじいさんの生ジュース熱はすっかり冷め、お父さんに伝染した。

●いくつもHPを作ったくせに、お金にならない「おめでタイムス on The Web」は完成しないまま1年がすぎたことで、お父さんは、恐らく世界で最初の「1年に1回だけの更新」を宣言することにした。コンセプトは、「お正月のひまつぶしサイト」である。

●せっかちなお父さんが、「スローライフ」を提唱していることを知っている人は少ない。お母さんならわかるのだが・・・。

●いつまでたっても成績が低空飛行の子どもたちに「こづかいやるの控えよに」とおじいさんとおばあさんが相談しているのを聞いて、「あげようと思う金額に直前のテストの点数を%にしてかけたら」と提案すると、「かけるのは順位にして」という香名子のこづかいは下手をすると増額になる。

●日本が憲法で戦争を放棄していることを知っている米国人は少ない、ということを知って大きなショックを受けたお父さんの憂鬱は、小泉政権が今年もなんとか正月を迎えたことだ。

(木村家のパターン)
太郎が部屋から30分以上出て来ないときは、ほぼ確実に寝ている。

・お母さんが猫なで声で話すときは、足踏みマッサージを欲している。

・お父さんが居間で横になると必ず寝てしまう。

・香名子が帰らない日は、お父さんは部屋から出て来るたびに「香名子が居ないと寂しい」と口にすること間違いない。

・おじいさんとお母さんが、和気あいあいと話していると、80%以上の確率で最後は口論になる。

・おばあさんがへんに気前がよくなると、必ず出かける話になる。

・食卓に香名子の好物が並ぶと、かなりの確率で「この子は酒飲みになる」と言われる。

・太郎があわてて風呂に入る日は、TVで良い映画を放映する。

・お母さんの休みの日は、おじいさんは風呂の用意を自分でする破目になる確率がきわめて高い。

●朝の送りのときに、デイビッドに「お父さん、行こう」と言われると、心の狭いお父さんは「お父さんは行かなくても良い」と言う。でも、翌日も同じ会話がかわされる。

●都合が悪くなったときの太郎の返事は、「ハイハイ」。
お父さんの反応は「返事の仕方教えたろか」である。


●お父さんが子どもたちに「親の顔がみたい」というときの「親」は、もちろん「母親」のことである。

●「太郎達もアメリカに留学くらいせんといかんな」と言っているおじいさんが、いざとなったら、きっと一番反対する。

●反対の理由は、アトピーかテロかだ。

●香名子ならおじいさんは機嫌よく送りだすが、お父さんが反対するかもしれない。

●おばあさんは、「太郎に会って来る」とか言って自分もアメリカ旅行をしてしまいそうな気がする。

●お母さんは、土産の希望リストを渡すと思う。

●太郎は、きっと日本でも簡単に手に入るモノをお父さんの土産に買って来る。

●香名子は、家族への土産はチョコか何かで済ませて、友だちや先輩には一人ずつの好みに合わせて用意する。絶対に。

●独身時代のように版画の年賀状を出したいお父さんの夢は実現しそうもない。

●木村家の居間の時計は、何年も5分も進んだままなので「家の時計で・・・」とか「テレビで・・・」と言わなければならないのが、お父さんには理解できない。

●朝6時に起きるのに、5時前から何度も目覚ましを鳴らしては止め鳴らしては止めしているお母さんの行動は理解しがたい。さらに不可解なのは、結局6時には起きれないことだ。

●中学時代の大親友に彼女ができたと素直に喜ぶ太郎は、(お父さんの経験からすれば)近々「男の友情のもろさ」と「女の怖さ」を同時に味わうことになるだろう。

●中学生になってから友だちのお宅に泊まる機会が増えた香名子を送りだすお母さんの不安は大抵はずれていると思うお父さんの考えは甘い。

●「送り迎えが当たり前だと思うな」というお父さんの言葉を受けて、
香名子は次の朝から歩きだした。太郎は、申し訳なさそうに「お願いします」という。最後にデイビッドが「お父さん、行こう」。

●香名子が小学校2年生の時に既に、冷蔵庫の缶チューハイをジュースと間違って飲んでしまったのに顔色ひとつ変えなかったことを最近になって知ったお父さんの動揺ははかりしれない。

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