福満寺 : 三重県津市にある真言宗醍醐派の寺です

福満寺とは
　延命山摩尼院福満寺は三重県津市にある真言宗醍醐派の寺です。
　三重四国八十八ヶ所霊場の第六十六番札所でもあります。
　ご本尊は延命地蔵菩薩、創建は平安中期といわれ、お地蔵様もその時代のもののようです。寛文年間の火災と先の太平洋戦争の戦災とで全てを焼失しましたが、お地蔵様と過去帳だけは疎開して無事でした。江戸時代、藤堂藩の藩士を檀家として与えられ、以後檀家寺として現在に至っています。
　福満寺に伝わるお話として『願掛け蝋の木』があり、動物とのゆかりが深いところから、平成１１年境内に動物供養地蔵菩薩を建立しました。お地蔵様の御足元に名前を記したお札を納めて供養します。
　檀家数は現在百軒ほど、津は浄土真宗高田派の地元ということもあり、寺の規模はあまり大きなものではありません。しかし、寺としての活動はかなり充実しており、月1回のお経勉強会、月3回のご詠歌、月1回のお参りの旅、毎月末には福満寺だよりを檀家へ発送しています。
住職大我は現在28才、前住職滋弘とその妻弘月も僧籍にあり３人で寺を守っています。どうぞ、お気軽にお参りください。