新企画口径40cmドブソニアン観望記2021年1月
ドブソニアン大口径の魅力は車で行けるところなら
標高がある暗いところまで持っていけることです。
写真でしか見られない世界が肉眼で生で見られることです。

関連機材 :Sky Watcher GOTO 16 2012年購入
Nikon NAV-17HW:NAV-5SW

  
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感想記
 フイルム世代からデジタル時代の移行期。フィルムでの写真は全く細工されていない記録写真でありかつ鑑賞用写真でしたが、デジタル撮影で取り込んだデーターを画像ソフトでいじりまわして見栄えよく仕上げたものの画像を見て疑問を感じてしまい、数年天体観測も休止状態が続いていました。ふと天文雑誌を見てみたらそれまでは高根の花だった大口径の望遠鏡が自動導入で以前の半額程度で発売されたのがきっかけで再び天文にはまり込んでしまいました。

 段ボールで梱包されて自宅に届いた時の巨大さにはビックリ仰天!とても住宅の玄関には入りません。幸いにも倉庫とファークリフトがありましたので容易に降ろすことができました。普通の住宅事情でしたら外で機材を取り出し手押し台車に乗せて玄関先に置いておけばいいと思います。多分一人でもできるでしょう。自宅での観望は街灯が邪魔して無理なので移動観測が主になります。とにかく一人で組み立て出来ることを想定して創意工夫が必要です。私は慢性の腰痛持ちでとても鏡筒とか台座を持つことが出来ません。しかし考えればなんとか出来るものです。

 ドブソニアン関連のブログを見ると40cmクラスは重量であきらめておられる方がおられるのがほとんどですが40cmで見る宇宙は別世界です。写真でしか見られない世界が肉眼で見えるのです。特に天体観測聖地等への移動観測では天文台と同等かそれ以上の見え方でひとり占めです。自動導入のおかげで嘘のように次々と視野に入ります。また重量があるのが幸いして少々の風ならすぐに修正出来ます。またキャンプ場等での観望会では巨大望遠鏡のインパクトは大きく行列ができます。この時も追尾式ですから重宝します。ひとりで楽しむのとは違って皆さんと感動を共有することも天文人の醍醐味です。
雑記 自動導入のお陰で素早く次々と面白いようにどんな天体も見られます。そのたびに脚立を移動させ登って見るのですがつかれてきます。それではパソコン繋いでCCDカメラ繋いでパソコンの画面をみながら車の中で電子観望したら楽なんじゃないかとか観望会には何人にも一度に見せることができるのでいいだろうなと思ったりしました。でもよくよく考えたらそれじゃDVDとかYouTubeをテレビで見ているのと同じではないか、やはり実際の望遠鏡を覗いて生の天体を見るのがロマンじゃないかと思いました。年よりの考えでしょうか?では発展して数秒光を蓄積して色まで見えるアイピースアダプターがあると面白いかもしれませんね。
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