柏原宿の魅力

中山道柏原宿は、訪れる人々を遠い記憶の世界へと誘い込む不思議なまちです。


平成8年、滋賀県教育委員会の調査をもとに集計すると、江戸時代の宿場と同じ区域内にある建物の年代別分類の結果は次の通りです。

  • 江戸後期から明治初期のもの・・・・・・・・・・7%
  • 明治中期から昭和初期のもの・・・・・・・・・15%
  • 昭和初期から昭和30年代までのもの・・・60%
  • 昭和30年代以降のもの・・・・・・・・・・・・・・18%
 上記のデータからも、古い建物の占める割合が圧倒的に多いのです。 なかでも古いのが、江戸時代初期から創業される、「亀屋左京商店」です。 (写真)
 ヨモギを原料とする艾(もぐさ)を商う老舗で、“もぐさ”は柏原宿の名産と、早くから世に知られていました。 多いときにはもぐさ屋が10軒近くも柏原宿には軒を並べ、たいへんな繁盛ぶりだったと言います。 
 文化年間に改築された建物が、広重の浮世絵「木曾街道六十九次」の中の一枚、「柏原宿」であり、その当時のまま 今日に至っています。
 建物と言へば、現在でも新築には、 柱や棰木(たるき)、桁(けた)などにベンガラを塗る家が多く、そのせいか、この地方独特の趣を放っています。 大切にしたい伝統文化です。
 なにはともあれ、一度ユックリ 柏原宿をお訪ね下さい。
 街道の 「たたずまい」が、いつしか喧噪を離れ、 やさしさ、温かさにくるまれて…。

 江戸時代の柏原宿は
  • 東西人が行き交うまち
  • 京文化と東文化がふれあうまち
  • 金銀通貨の切り替わるまち
  • 東西の人や物資の通過する
                 まちでした。 
 
   今も昔も・・・
  • 狭隘な山間のまち
  • 南北の気象が入り交じるまち                            です。

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