1997年 (平成9年) 夫婦で迎える11回目のお正月 |
太郎(小3)
香名子(年長)
【おめでタイムス '97】
(木村家の人々を理解するためのいくつかの真実)
●やぶった新聞を元に戻す手品を披露した香名ちゃんは、「ほら、元通りくっつきました。写真も変わっていまーす。」
●G.グールドのバッハが大好きなお父さんは、太郎くんのメヌエットに厳しい評価を下している。
●お父さんは、「言うことをきかんとお父さんに言うわよ」とお母さんから頼りにされているが、「山に放るぞ!」という唯一の切り札がいつまで通用するか大いに不安だ。
●香名ちゃんの切り札は、「私も、もうじき年頃になるわ」と「家出する!」らしい。
●今日の時間割りが何だったか忘れても、今週の給食メニューを覚えている太郎くんは、やはりお父さんの子である。
●お母さんに「何しとんの?」と聞かれ、「ぐうたらしとんの」と答える香名ちゃんは、どう考えてもお母さんをなめている。
●「少し痩せなきゃ」と言い出してから、お母さんはよく食べるようになった。
そして、だいぶ太った。
●犬山のおじさん(取引先の常務さん)にもらった枕があまりに寝心地が良いためみんなに狙われている香名ちゃんは、安心して眠れない日が続いている。
●この1年、熱中したこと。
・香名子「マーチング!」。
・太郎「五十郎ごっこ」。
・和正「地元の墓地問題と市民オンブズマン、2X4にPascal」。
・すずみ「…」。
●退屈な結婚生活はさせないと口説かれたお母さんは、毎日せわしく掃除に追われている。
●お父さんは、子供たちが理屈っぽくなったのは、朝の散歩でしている言葉あそびのせいだと内心気になっている。
●布団の中から「太郎、散歩に行く前にストーブつけといて」と言うお母さんの味噌汁は、予想通りの味である。
●太郎くんの作文は家庭の事情がわかると評判らしいが、木村家にも、わかってもらっては困る事情もある。
●今年もいろんな事が、太郎くんの作文のネタにされることでしょう。
みんながハッピーな1年でありますように。
和正
すずみ
太郎(小3)
香名子(年長)