☆薔薇の幸福
2014.5.21
バラのシーズン真っ盛りである。蕾が膨らんでくると、開花が待ち遠しくてそわそわしてしまう。開花までを毎日飽きもせず画像に収めて喜んだりしている。害虫には一時も監視の目を緩めず、連日初夏の陽気が続けば鉢植えなど水切れの心配もしなければならない。しかしそれだけに、無事開花した時の幸福感は他の花では味わえないものがある。やはりバラは花の女王なのである。
地植えのものには名前のわからないのもあるので、今年こそ突き止めるぞと意気込んで、バラの図鑑を買ったりネットで調べたりしてみたが、何しろその種類たるや何万とあるのだから、目当ての花が都合よく載っているとは限らない。もういっそ諦めて、今年も綺麗に咲いてくれたことだけを素直に喜ぶことにしようか。
オールドノリタケを集め始めた者にとって、薔薇図は何といっても憧れである。この花瓶は、私が初めて手に入れた薔薇図である。ワインレッドの地に金彩が実に華やかなばかりか、珍しい白バラが卓越した筆遣いで描かれていて、今見てもやはり魅力的だ。
ちなみに今年の開花一番乗りはプリンセスチチブであった。可児市の花フェスタ記念公園で見て一目惚れし、すぐさま売店で購入したものだ。
高さ31.5pのこの花瓶は、どっしりと大きさがあるので花束もそのまま生けることができて重宝だ。薔薇の図柄があっさりしていて主張し過ぎず、どんな花にも合わせてくれる。