☆富士山
英国輸出用のオールドノリタケには日本趣味のものも多く、ほらっ、ちゃんと富士山の姿も。
2014.4.5
昔はなんだか俗っぽくてイヤだと思っていたものが、歳とともにそれが自然と受け入れられるようになってきて、それどころか今では結構熱烈なファンだったりするものがあって、その代表が富士山である。
いつも眺める東名や新東名、あるいは新幹線からではなく、最近河口湖側から見る機会があったが、間近で目にするとその迫力に心臓を射抜かれたような衝撃と畏れを感じる。そして、雪があろうがなかろうが、晴れようが曇ろうが、悠然とその姿を見せてくれる富士山には圧倒的な信頼感もある。
古いストーブ台に貼られたタイルに、雪をかぶった富士山がたくさん。逆さ富士もあるんです。
どうか、少なくとも私の人生が終わるまではこの姿のままで、と願う気持ちの一方で、噴火活動を始めた富士の姿を、何百年に一度のチャンスとして目撃したい好奇心も実はあって、私の中では何かと注目度が高いのである。
近頃世界遺産にもなってさらなる注目を浴びているわけだが、それは単に形の美しさだけでなく、日本人の精神文化と長く深く関わってきたということが認められた結果なのだろう。実際富士を目の前にする時、心奪われ自ずと清浄な気持ちになる。