☆海鼠釉(なまこゆう)?
2013.5.12
昔よく家にあった火鉢は、大抵海鼠釉がかかったもので、旅先の陶芸教室で作る湯呑やコーヒーカップ、皿など、後日釉薬をかけて送られてくるものもこれである。
それで、写真のオールドノリタケ花瓶を手に入れた時も、そんな釉薬がかかっているのだと思い込んでいたが、よくよく見てみると、なんとそれらしく描いてあるだけなのだ。釉が流れ落ちている感じや、窯変を起こしている様子まで筆だけでリアルに表現している。ラスター彩の効果もあるが、それにしても、こんなこともやるのかと、オールドノリタケのチャレンジ精神にはまたしても降参である。