もう少し高域での周波数特性を見てみました。NFB無しの状態では1dB強であった250kHzでのピークが強調されています(350kHzで3dB強)。しかし、このことでアンプの安定度が損なわれているわけではないことは、ボード線図を見れば明らかです。

下のグラフは、NFBの有無の比較について、両者のゲイン差をつけてグラフにしたものです。ボード線図から読み取れる帰還遮断周波数(ループゲインが零になる周波数)、約320kHzにおいてNFBが掛からなくなっていることがよく判ります。(多少の測定誤差はありますが、おおめに見てください。)

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