常夜灯と灯籠
常夜灯について
柏原宿の中央と西方にはそれぞれよく似た常夜灯が建てられています。宿場中央のは野瀬山に祀られている秋葉神社の常夜灯で安永6年(1777)と刻印されています。宿場西方のは金比羅宮のものです。どちらも、柏原宿が大火に見舞われたことから京都の火の神様の分身を祀ったものだそうです。
秋葉神社の常夜灯
金比羅宮の常夜灯
  

灯籠について
柏原宿東方にある野瀬山を少し登ったところに秋葉神社があり、そのすぐ近くに菅原道真公を祀る天神社があります。中山道に面して参道があり小さな鳥居が建っています。その両側に大きな石灯籠が1対あります。灯籠の「火袋(ひぶくろ)」は丁寧に細工されていますが、笠や棹はほとんど自然石のままのものです。その質量感は堂々たるものです。ぜひ、全画面表示でご覧下さい。

       

右の灯籠、前面には「富春亭 山根良隱」の刻印が見える。建立は享和3年(1803)9月吉日。

    

右の灯籠、前面には大神宮とある。建立については、寛政12年(1800)正月吉日と左側面にある。


左右の灯籠を山道の奥から眺めたもの。鳥居の前は中山道。

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