山スキー報告  湧谷山(1,079m)

こんな身近なところに、こんないい山があった…

湧谷山直下のニシマタ谷源頭部


 これまで何回か山スキー報告があって「条件さえよければとってもいい!」と記載された湧谷山。
 そして今回その条件は最高でした。滋賀からは八草トンネルを抜ければすぐの抜群のアクセス。もうこの山は外せません。

日 時:2015年1月12日(月)  天 候:曇り一時雪
メンバー:やまもりさん、みやけさん、おおとさん、たかはし
コースタイム:旧遊ランドスキー場標高285m8:21−ゲレンデトップ8:35−丁子山△1,011m10:15−湧谷山10:51/11:35−ニシマタ谷滑降・標高880m12:05−丁子山12:39/13:05−ゲレンデ下13:55

 木之本に集合した時にはアラレがバチバチ降ってきてどうなることやらと思っていましたが、八草トンネルを抜け岐阜の坂内広瀬の道の駅に着くと、目の前に丁子山が見えてこれはいい感じです。登山届けを出した後、誰もいない旧遊ランドスキー場駐車場へ移動して準備。
 出発地点ではベタベタの雪の上にわずかに新雪が乗る程度だったが、ゲレンデから山に入ると次第に新雪も増えてきて新雪ラッセルも心地よく、滑りへの期待も膨らみます。多分、前日に滑られたあとも残り、やっぱり山スキーヤーには知られた山なんだと認識。
 丁子山へ標高差約700mをひたすら登ります。途中で降雪も激しくなり、天気予報は回復傾向なのに…、と気をもみます。丁子山まで気がつけばほぼノンストップで。なだらかな山頂からはわずかに行く手の湧谷山がのぞめるものの、それ以外の遠景は全く見えません。休憩したら、さあ湧谷山へ行きましょう。

ゲレンデから山に入るも結構、滑りやすそうな樹間 途中、降雪も激しくなる時も。黙々と登る。
標高850mあたりで一旦斜度も緩む。 なだらかな丁子山の山頂。

 丁子山からゆっくり登っていって湧谷山近くになると木々の雪景色がとってもきれいです。最後に稜線の雪庇を崩して、湧谷山山頂へ。風は強く寒いですが、時折青空が見え、目の前に丁子山、そして周辺の山々が見え隠れします。
 雪庇の下で食事休憩の後、ニシマタ谷に滑り込みます。雪は十分で、標高1,000mそこそこの山にしては申し分のない新雪を楽しむことができました。

湧谷山へ前の心洗われるような銀世界。 山頂からの丁子山
ニシマタ谷を滑る。みやけさんゴー! おおとさんも相変わらずかっこいい!

 標高差200mほどの滑降でしたが、ニシマタ谷は満足させてくれました。滑った後、シールを貼って右手の尾根に登り返し、湧谷山と丁子山の間の稜線に戻り、丁子山へ。
 天気はようやく回復傾向で、遠くの山々も見え始めました。南には貝月山やブンゲン、木々の間には金糞山らしきピークも。北側にはとんがった蕎麦粒山も。そして麓の坂内広瀬の集落まで望めました。
 そしてこれからスキー場まで標高差700mの滑降です。ゲレンデまでは結構新雪が残って十分パウダーを楽しめました。木々の間もそこそこ広くて藪は邪魔になりません。年末来の雪が多かったせいもあって条件に恵まれました。(ちなみに近くの揖斐高原や奥伊吹スキー場の積雪は180cm程度だったと思います。)
 

丁子山から、遠く貝月山、ブンゲン方面 スキー場への尾根へ新雪蹴散らして滑ります。
やまもりさんも颯爽と! 誰かわからんが雪まみれで飛ばします。
旧ゲレンデから左に丁子山、右へ湧谷山への稜線 坂内広瀬の道の駅から丁子山


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