山スキー報告  取立山(1,307m)〜護摩堂山(1,152m)
白山が望める加越県境稜線。素晴らしかった。

取立山からの白山連峰絶景

 今シーズンは雪も降らず事情もあって、2月11日が今シーズン始めての山スキー。
 天気予報の晴れに期待して、加越県境の取立山〜護摩堂山への周回コースから白山の絶景を楽しもうというコース。予想どおり滑りは全然でしたが、景色は期待以上で素晴らしかったです。

日 時:2016年1月12日(木)  天 候:晴れ
メンバー:やまもりさん、みやけさん、たかはし
コースタイム:国道157号東山橋辺り車デポ地8:32−取り付き(標高630m)8:36−林道出合9:10−取立山(△1,307m)11:05/40−こつぶり山12:16/12:30−護摩堂山(△1,152m)13:20/14:14−(おいの水谷)−国道157号15:11/14−車デポ地15:28

 今シーズン初めての山スキーです。先日の雪で何とか山スキーでも行けそうで、天気は文句なし。きっと白山連峰の絶景が見られるであろうことを期待して。
 滋賀を早朝に出て、取立山登山口の駐車場は来るまで溢れ、路肩まで一杯。我々は護摩堂山までの周回コースのため国道をもう1kmほど登った東山橋を渡ったところに車を止めて準備。少し戻って同橋を渡り返した辺りから斜面に取り付きます。
 誰もここからのコースは入ってないようで新雪踏んで1年ぶりの感触はとってもいい感じです。30分ほどで林道に出合い適当にショートカットして、取立山登山口からのトレースと合流。早くも滑ってこられる人も。

登山道の向こう遠くには、部子山〜銀杏峰の稜線が。 たくさんの登山者のトレースがある尾根道。
経ヶ岳から法恩寺山(ジャム勝)の山並み 背後に、越前甲〜加賀大日の山々。

 高度を上げるにつれて、周囲には絶景が広がります。近くにはスキージャム勝山の法恩寺山から経ヶ岳、少し南には部子山から銀杏峰、西の加越県境には越前甲〜加賀大日。これだけでも素晴らしい絶景です。多くの登山者がこの日を逃さずに、集中してくるのがわかります。
 そして、登り始めから2時間半ほどで取立山山頂。たくさんの人で一杯。そして「おぉ!絶景!」、その名の通り真っ白な白山連峰が目の前に広がってます。今回はスキーが楽しめなくてもいいのです、この景色さえ見られれば。

多くの人で賑わう取立山山頂、その奥には白山。 見事に純白に化粧した白山の峰々
別山方向に飛行機雲が これから向かうこつぶり山から護摩堂山の県境稜線。

 ゆっくり展望を楽しんだあと、護摩堂山まで先は長いので出発です。
まずは山頂から40mほどの標高差を白山に向かって滑降!ここだけでした。滑りがほんの一瞬楽しめたのは。ここからは結構しんどい。こつぶり山へのシールでの登り返し、そこから傾斜の緩やかでブッシュがうるさい稜線の難儀な滑り、最後に護摩堂峠からの最後の登り返しと体力を使いました。でも、護摩堂山までの稜線からの白山連峰をはじめ、周囲の山々の景色は巣晴らしかっらです。

白山に向かって滑り込む。でもほんのわずかの標高差…。 こつぶり山からの取立山(右側)
△1,114辺りからの護摩堂山。あの尾根の向こうを滑ります。 護摩堂山から、取立山、縦走路を振り返る。

 護摩堂山からの白山連山の光景は、三ノ峰から北の端まで全て一望でき素晴らしい。まさに絶景でした。ツボ足でも取立山から周回してこられるパーティーも多かったです。このコース山スキーでも、ツボ足でも時間的にはそう変わらない感じがします。
 山頂からはおいの水谷のコースに入りますが、やはり今年の少雪は難易度を高め、さらには季節外れの暖かさで雪も重くなりスキーがあまり楽しめませんでした。先行のスキーのトレースを参考にさせてもらいました。林道に出てからも杉林の中を滑りながら、山頂から1時間ほどで国道まで戻りました。

護摩堂山頂からの白山連峰全景(三ノ峰まで見えます。) 護摩堂山の下り林道出合からの取立山

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