MTB山行
  近江坂を大御影山(950m)へ
〜シングルトラック満喫・静寂の湖西の山〜

 近江の酒波(今津町)と若狭(三方町能登野)を結ぶ「近江坂」。いにしえから、数え切れない人や馬に利用されたように、しっかりとした山道(シングルトラック)が続いていました。馬に代わって、マウンテンバイクで、ちょうど6月上旬、平池のカキツバタ群落も一緒に楽しんできました。
 写真は粟柄河内林道の大御影山登山口から頂上へ向かう稜線の極上シングルトラックです。
 滋賀県の地図をボーッながめていて見つけたこのコースは、2万5千の地図でもわかるように登山道はおおむね緩やかで、道も素晴らしい。往路も結構MTBに乗れ、復路はほとんど乗って下れました。ここはとってもお薦めのコースです。

日 時:2003年6月6日 天候:晴れ
メンバー:単独
コース:今津町酒波−(舗装林道)−ビラデスト今津−(近江坂:登山道)−大御影山
標高差:140m〜950m(約810m)
往復距離:約23km(舗装林道12km、登山道11km)
コースタイム:酒波7:11−登山口7:50−粟柄河内林道9:05/11−山頂9:41/10:01
−平池11:10/18−酒波11:38
2万5千分の1地図:海津、熊川

朝の琵琶湖・竹生島

 今回は「酒波谷林道」から「近江坂」を選択。林道はビラデスト今津まで延長6km、標高差約400mの登りです。朝一番、先は長いのでゆっくりこぎます。平日ということもあり、車も数えるほどでした。30分少々で、ようやく最高点までつくと、朝の琵琶湖の絶景が待っていてくれました。
 一旦、下ったT字路に大御影山登山口の標識が。ちょっと勘違いしてT字路からまっすぐ杉林に入って行くも、登山道らしきものがなくウロウロ。やむなく、道に戻ると、T字路を200mほど右に林道をいったところに、登山道入口があった。ホッ。 
粟柄河内林道までの近江坂(約3.7km)

 登山口からジグザグの山道をMTBを担いで登り切ると、あとは小さなアップダウンを繰り返します。楽しいシングルトラックで登りも結構乗れました。中間部はシャクナゲも多く5月頃はよさそうです。
 そして、粟柄河内林道を出合いました、近江坂を横切るあたりはいい感じの道でした。でも、この先は知りません。出合いでは、西に展望が開け、三重嶽がどっしりしてました。それで目指す大御影山は依然姿は認められず、山頂直前でこんもりしたピークが見えただけでした。
稜線上の近江坂(登山道)

 林道からすぐにとってもいい雰囲気の道が続きます。約2.3kmブナが多く残る明るい樹林の中を、ここも自転車に半分くらい乗れてピークに向かいます。静かです。猿とキジと出合っただけでした。
 こんないいところとは知りませんでした。もちろん、別にMTBを持ってくる必要はありません。紅葉のころもとてもいいと思います。
 
大御影山頂(950m)

 酒波の集落から自転車を持って(乗って)、約2時間30分で県境の大御影山に到着しました。意外にも山頂は少し切り開かれ、北東と南西に展望が少々。これは先日ビラデストから公開ハイクあったから主催者が気を利かされた(?)のでしょうか。切り取った木々が登山道脇にドサッとほってました。そんなことして本当のハイカーは楽しむと思っているのでしょうか。残念です。
 近江坂はさらに稜線を先に進みますが、今日はここまで。天増川林道まで4.6kmという標識がありました。いけそうな感じでした。
 
山頂のサラサドウダンの花
 更紗灯台 花冠に更紗染めの模様がある
ことからこの名が→hatabo先生いつもどうも。
平池のカキツバタ群落
 車で多くのカメラマンがみえてました。池の
水と山の緑とカキツバタ。いつまでも。


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