真砂沢〜大窓〜馬場島

日 時:2002年5月18日(土)、19日(日) 天候:晴れ
メンバー:高辻さん、河島さん、室谷さん、たかはし

真砂沢を滑る

 富山労山のお2人と大窓越えにチャレンジ。馬場島に車1台とビールを雪の中にデポし立山駅へ。
 室堂から雷鳥沢へ、そして真砂沢乗越へ登る。稜線上は雪がなくスキーを外して着いた乗越。目の前に大きく、白く真砂沢が広がっている。
 出だしのみ急であとは快適な斜面が標高差1,000m続く。
三の窓雪渓を左に、二股から池の平へ

 真砂沢出合から二股までも雪は十分。ここからは三の窓雪渓を左分けて、池の平方面へ向かう。三の窓雪渓は左右に岩峰を配し、まるで天まで続くかのように長く高く雪渓が続いているが、斜面は部分的にデブリで荒れている。
 丁度、小窓雪渓と出会うあたりでテントを張った。
小黒部谷から見上げる大窓

 2日目はまず当時はあった池の平小屋へ登る。ここからの裏剣は何ともいえず素晴らしい。小屋横から小黒部谷に飛び込む。標高差500m、あっという間に、大窓との出合に。見上げると稜線には大きな雪庇が張り出している。
 最初はシールで途中からつぼ足で、大汗かいて稜線へ。雪庇は中央部が割れ、そこから這い上がった。大窓からは大きく落ち込み、その先白萩川が長く続いている。
大窓近くで剣をバックに

 大窓からは左右に剣北方稜線の岩峰、背後には後立山連峰の大パノラマ。ゆっくり休憩の後、馬場島まで標高差1,200mの最後の大滑降にとりかかる。
 しばらくは快適な大斜面。次第に斜度が増してきたあたりで右に行って、表面の雪を流しながら、岩や木の枝を避けつつ急斜面を滑った。
白萩川から振り返る大窓

 小窓から続く西仙人谷あたりでようやく斜度も緩む。西仙人谷は出会い近くが岩や石で埋め尽くされている。振り返ると大窓からの斜面は稜線から一気に落ち込んでいる。
 途中、三の窓を越え池の谷を下ってきたパーティーに出会う。すごい。最後は、フィックスロープでちょっと高まきし一滑りで取水口に到着。スキーを担ぎカタクリが彩る林道を馬場島へ向かった。

5/18 室堂10:20−真砂沢乗越13:00/14:20−真砂沢出合    14:50−二股15:05/30−小窓雪渓出合16:25
5/19 小窓雪渓出合7:00−池の平小屋8:00/20−大窓出合    8:35/9:00−大窓11:40/13:00−取水口−馬場島1    5:40


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