御岳(3,067m)

日  時:2002年12月30日(月) 天候:晴れ
メンバー:みやけさん、たかはし

田の原から望む御岳

 ゴンドラ終点から右に初心者コースを滑って行けばいいのに、樹林に突っ込んでいき、田の原着。正面にどーんと御岳さん。王滝頂上山荘が見え近く感じるが、剣が峰までの標高差は概ね900m。
 鳥居をくぐって行く切り開きの道があるのに、最初は適当に田の原を進み途中から登山道に合流。シールも効き順調に高度を上げる。

9合目付近から王滝頂上山荘

 このあたりでアイゼン登行に切り替える。王滝頂上山荘下から続く斜面がおいしそうである。はやく滑りたい気持ちを抑え一歩一歩頂上をめざす。
 さすがに標高3,000m近くなると、斜面は堅くアイゼン、ピッケルがないととても登れない。

剣が峰到着

 王滝山頂から最後の100mは強風にもあおられ、ゆっくりペースで登り12:45剣が峰着。なだらかで白い乗鞍岳が大きい。
 この日は山スキーはボクたち2人だけで、一般登山者が10人程度おられた。
 今年4月に御岳ロープウェイスキー場から剣が峰に登ったときはホワイトアウトで何にも見えなかったが、今回は西方を除いてそれ以外は大展望となった。

中央ア、南ア塩見岳の奥に聳える富士山

 東方を望めば前に中央アルプス、後に南アルプス、一番奥に富士山まで展望でき、言うことなしの大パノラマとなった。

王滝頂上からの滑降

 頂上山荘裏から尾根西側のルンゼ状の斜面をダウンヒル。天気がよかったせいか、思ったよりも雪はやや重でスキーがとられる。また、雪質の変化にも注意が必要である。
 でも、まっさらの斜面を滑り降りる快感は素晴らしく、頑張って登ってきた甲斐があったというものである。

山スキーはやめられないなぁ

 標高2,350mあたりまで登山道の西側の斜面を滑ったあと、左にトラバースして切り開きの登山道に戻る。田の原の平坦地の通過は疲れた体にこたえるが、スキー場に着いて振り返り上部がガスに包まれた御嶽山を望むと充実感に満たされてくる。
 最後はスキー場のコースを適当に流して終了。山スキーの後のゲレンデはあまり面白味を感じない。
 個人的にはこのコースは、御岳ロープウェイスキー場からの黒沢口コースよりも滑り応えがあり楽しいと思う。

コースタイム
8:55ゴンドラ終点−9:05田の原−12:17王滝頂上−12:45/13:45剣が峰−14:58/15:07田の原−15:20スキー場駐車場

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