MTB山行
山本山(324m)〜賤ケ岳(422m)

その3


ほぼ10年ぶりにMTBで山道に。
(写真は賤ケ岳山頂から。南に続く山並の青くなった端っこの山:山本山から賤ケ岳山頂まで約7.5km)
 
 久しぶりに山本山〜賤ケ岳〜余呉湖へ。来週、グリムMTB(これも10年ぶりか)を控えているため、山道を走る感覚をよみがえらせようと思って。
 山本山の登りで大汗をかき、途中、たくさんの倒木にウンザリしながらも、やっぱりいいコースでした。自然の中のMTBライディングは楽しい。
 賤ケ岳からのダウンヒルを飛ばしている時に、右手の森の中がザワザワしてるなと思ったら、大きなニホンジガが猛烈な勢いで自転車の直前を横切ったときはビックリしました。あやうくはね飛ばされそうでした。余呉からは下道を軽快にペダルをこいで約30分で、出発地の山本へ。
 山本地区スタートが14時43分と遅かったこともあって、山本山で1人、賤ケ岳で観光客2組に出会っただけの静かな山行でよかったです。周回約3時間のお手ごろで楽しい半日コースです。

日 時:2014年8月31日  天 候:晴れ
2万5千図:竹生島、木之本
コース・タイム:湖北町山本14:43−山本山15:08−賤ヶ岳16:35/16:43−余呉町江土17:05−湖北町山本17:38

その2

賤ヶ岳への「湖の辺の道」から望む奥琵琶湖

 MTBでも、安心してたっくさん乗れる上に、展望は抜群のコースと言えば、この山本山から賤ヶ岳への「湖の辺の道」そして、賤ヶ岳から江土観音堂に下るこのコースでしょう。
 久しぶりに、MTBを乗り入れ、その素晴らしさを再認識しました。ここは、担ぎもあまり多くなく、エスケープできるコースも多く、また、古墳時代から江戸時代までの歴史ロマンに溢れ、条件もいいです。

日 時:2003年10月24日  天 候:晴れ
2万5千図:竹生島、木之本
コース・タイム:長浜12:51−湖北町山本13:39/41−山本山13:59/14:09−西野からの林道出合い14:52−賤ヶ岳15:49/16:03−余呉町江土16:30−湖北町山本17:00−長浜17:33


 秋晴れの午後、長浜からMTBにまたがって山本山を目指します。今日は夜職場の一杯のみがあるので夕方までには帰らねばなりません。向かい風の中、湖北の田園地帯の中をえっちらこいで登山口の山本の朝日山神社に到着しました。


山本山山頂からの琵琶湖

 まず、標高324mの山本山までは標高差220mほど。よいしょとかついで20分弱で、約800年前には近江源氏の山本義経が、戦国時代には阿閉氏が居城した山本山城の本丸があった頂上に着きます。ここまでは、ほとんど乗れませんが、西に大きく広がる琵琶湖の素晴らしさに辛さも吹っ飛んでしまいます。ここから賤ヶ岳展望台までは7.3kmの表示がありました。
湖の辺の道

 山本山の平坦な山頂をちょっと乗ったあと、標高250mあたりまでは急坂の木の階段で乗れませんが、そこからは、もう、ずっーと、西野から登ってくる林道と合流するあたりまでは、ほとんど乗れます。「湖の辺の道」という名のとおり人工的に整備されたハイキング道なので、ちょっと単調になりがちですが。その単調さを補って余りあるのが、いつも左手の樹間に望むことができる奥琵琶湖の眺めでしょう。

 それと、「湖の辺の道」の西野集落あたりには2つの歴史を物語る史跡があります。ひとつは約3kmにわたる「古保利古墳群」。古墳時代の132基の豪族の墓が尾根上に続いています。説明板もしっかりしてます。それと、尾根の下ですが、「西野水道(近江青の洞門)」。余呉川の氾濫に村人が苦しんだ江戸時代、充満寺住職西野恵荘に励まされ民衆が私財を投じてノミと金槌だけで掘り抜いた史上に残る217mの排水路です。内部の見学もできます。

 西野から延びる林道を横断すると、ここからは登りが多くなります。標高150mから320mあたりまで担ぎ、そこからは前半よりアップダウンが大きくなりますが、その変化がかえって楽しいです。送電線下を通過したあと、いよいよ賤ヶ岳の登りとなり担ぎが多くなりますが、登行リフト終点を過ぎると、ほどなく賤ヶ岳頂上です。素晴らしい景色たちが待っていてくれましたよ。感激!誰もいない山頂(野鳥のかわいいエナガがたくさん鳴いていてくれましたが…)で、湖北のすばらしい自然を再認識。

賤ヶ岳よりの眺望4景

 南東:手前小谷山と伊吹山 南:一番遠くの山本山からMTBで来た。
西南:太陽に輝く奥琵琶湖 北:鏡湖とよばれる余呉湖

 さあ、最後を締めくくるのは余呉湖畔江土まで約4kmのMTBライディングです。出だしのジグザグ道を慎重に通過すると、周囲6.4kmの余呉湖を南から東にとりまく山の尾根の上を、幾度かのちょっとした登りも交えながら、少しずつ下っていきます。自然林や植林が入り混じる登山道はとてもよく整備され、安心です。
 一旦林道に出た後、1583年賤ヶ岳の合戦で、柴田勝家側の佐久間盛政の奇襲に壮絶な最期を遂げた摂津茨木城主中川清秀陣地跡の大岩山の横を通過し、再度林道を下ったあと、左手の余呉方面への脇道に入ります。このコース最後の山道ランディングを楽しみ、観音堂に出ると、すぐに江土の集落に着きます。

  ああ、楽しかった。
  さて、時間は16時30分。(今回は2年前と違いデジカメで撮影時間もとったため、余計にかかりました。) おっと、17時40分が約束の時間。幸い、北風が後押ししてくれ、余呉町から木之本町、高月町をへて、登山開始地点の湖北町山本は17時ごろ通過。ここからびわ町を縦断し、なんとか長浜市に約束どおりもどってこれました。もちろん、ビールのうまかったことは、もう言うまでもありませんし、焼肉で栄養分の補給もばっちりでした。


その1

日 時:2001年8月11日
コース・タイム:山本山登山口12:00−山頂12:18−賤ケ岳13:32−下余呉観音堂登山口13:56


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