MTB山行

美濃 池田山(923.9m)

-紅葉鮮やかな舗装林道を利用し、岐阜と伊吹の展望台へ−

林道途中から望む伊吹山

 美濃の山シリーズ。今回は鍋倉山の帰りに立ち寄った池田温泉、じゃなくって池田山です。ここは8km余の舗装林道利用でほとんど登れてしまい、シングルトラックは頂上手前の林道切通しの登り口からのわずかです。
 この日2つ目の山ということで、しんどかったですが、丁度盛りの紅葉と伊吹山系のいつもとは違った角度からの眺めを楽しみました。この林道はこの先、関が原町の明神の森方面に通じているようです。岐阜の林道はほんまによく整備されているなぁ。
 

日 時:2003年11月27日  天 候:曇
コース:池田温泉奥の林道入口13:40−(池田山林道・池田〜明神線経由)−林道から登山道へ14:50−山頂15:02/24−林道入口16:20
2万5千図:池野、大垣

林道途中の木々の彩り

 池田温泉から少し県道を関が原方面に登った右手が、池田山林道の入り口です。標高約110mで、ここに車を止めて、今日2回目のMTBの登場となります。山頂近くまで舗装林道が通っており、まあ、1時間ちょっとで登れるかなという計算で出発しました。鍋倉山と違ってちょっと薄日も差すなど、天気も大丈夫そうです。入り口に4.5km先に工事中の看板があり、車の通行できる時間帯が制限されてましたが、自転車なら大丈夫だろうと、いざ、山頂へ。
 広葉樹の中の林道脇には、桜ともみじが植えられ、赤く色づいたもみじが特に印象的です。途中で池田山林道から林道池田〜明神線(愛称:ふるさと沙羅林道というそうです。)に名称が変わると、きれいにアスファルト舗装されてました。

 ふるさと沙羅林道は昨年度開通したばかりで、途中通過する「池田の森」に2,000本植えられたナツツバキの別名「沙羅」から名づけられたそうです。この木は6〜7月にツバキに似た白い花を咲かせるようです。
 池田の森は、池田山山頂一帯103haにわたって整備された広大な緑地公園です。とってもいいところですが、狭い林道を登ってきた山頂部にあり利用者も少ないだろうなぁ、維持管理大変だなぁと、心配したりして。

池田の森に沿って、さらに林道を登っていきます。途中で左に池田山への登山道標識がありますが林道をそのまま進むと、林道が尾根をさっくり切り通した地点に到着し、ここから登山道に入ります。 笹の中に、コナラ、アカマツ、リョウブなどが生えている感じのいい林の中を緩やかに登り、伊吹山が左に展望できベンチのあるところからはMTBに乗って稜線を進むとすぐに山頂です。山頂手前には重機で強引に切り開いたような右手からの新道がつけられていました。

 頂上からの展望は東方面はやや曇りがちで霞んでいましたが、反対の西から北にかけては、伊吹山から国見岳、虎子山そして貝月山の山々が眺められ、そして、さっき登ってきた鍋倉山から槍ケ先山のなだらかな稜線が展望できました。
 また、山頂には間伐材を利用した延床面積56u、事業費12百万円という、とてもりっぱな展望施設がでーんとあって(このお陰でよく見えたのですが…)、以前に設置された池田山山頂というこれまた立派な石柱や三角点の石柱は展望施設の脇にひっそりと立ってました。
展望施設からの伊吹山

 山頂でゆっくりとした後、来た道を下ります。まず、わずかなシングルトラックをMTBで軽快に下り、林道出合でロードレーサーで駆け上がってきた人とお話したあと、紅葉を楽しみながら、林道(特に上部は工事中のため車1台通らず安心安心)を飛ばしていきました。ここは、MTB本来の楽しみは少しですが、展望は良く、コースは安心ですね。

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