針ノ木岳(2,822m)

日 時:1999年5月16日(日) 天候:雨のち曇
メンバー:単独

針ノ木雪渓全景
 
 扇沢の車の中で、前夜雷鳴と車体を打つ雨音のなか就寝し、朝の5時は雨、7時も時々雨。でも天気予報で回復傾向なのを信じ出発する。沢沿いの道がわからず夏道を行ってしまった。まっ、雨にぬれたブナなどの大木に感動しながら大沢小屋へ。
 ここで管理人のおじさんにお茶をいただく。さて、ここから沢におり、シール登行。

マヤクボ沢を望む
  
 マヤクボ沢出合で針の木に直登するか、峠経由か悩んだが、結局小屋経由とした。マヤクボ沢には先行者が2人登っていく。正解は直登のほう。峠から頂上までが長く、また、夜の雪で緩んでいたこともあり結構大変だった。

針の木峠を目指す

 シールから最後はつぼ足に切り替え峠着。
ガスが切れ始め、針の木谷をはさみ、あまり馴染みのない船窪、北葛から稜線が延びている。
 ここからピッケル、アイゼンで稜線を行き頂上を目指す。
緩んだ雪に悩まされながらようやく頂上へ。展望はガスのためなし。直下の雪壁の下からマヤクボ沢上部に飛び込む。

マヤクボ沢上部からの針の木雪渓

 マヤクボ沢下部はなかなか上質の雪、斜度も適度。出合からはのんびり緩急の斜面を滑って大沢小屋あたりでスキー終了。
 扇沢へは沢沿いの道を帰った。

コースタイム
 扇沢8:00−大沢小屋9:14/24−マヤクボ出合11:04/44−針の木小屋12:10/22−頂上13:42−大沢小屋14:50/15:25−扇沢15:56

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