伊吹の源流 なめこ狩り
           
2009年12月13日(日) 伊吹の雑木林

会長も思わず笑みが 極上なめこ、そしてロースト鹿肉

 源流の会6人で、伊吹の山に入り、なめこ狩りに。
ちょっと遅いのではという心配もあったが、雑木林を分け入ると、あった、あった。

 あっちこっちの枯れ木、計5本から大量のなめこを収穫。
ボクは初めてのなめこ狩りで、こんなに採れるとは感激。でも、見つけるには、コツが必要。見通しの効く秋の雑木林の中で、まずは双眼鏡で枯れ木にはえた、なめこを探して、そこに一目散に飛んで行く。
 時期が遅くて、硬くなったり、黒ずんだりしたものはパス。もったいない、もっと早くくればよかった。

 林道の途中では、遠く枯れ木のテッペンに「クマタカ」がとまっているのを須藤さんが発見し、双眼鏡でゆっくりと観察。その近くにはつがいと思われるもう一羽のクマタカが悠然と飛翔していた。
 須藤さんによると、クマタカは伊吹山系に7ペアほど住んでいる。イヌワシは1ペア。クマタカはイヌワシより少し小さく、主に森の中を上手に飛び回り獲物を捕らえる。空高く飛び、木の少ない場所で狩りをするイヌワシとは棲み分けをしている様子。

囲炉裏でなめこ汁

 最後に見つけた林道下の枯れ木は凄かった。至るところになめこが密生。とびきりの極上なめこに、オォーッという歓声も。
会長は、意外にも身軽にこの枯れ木に登り上がり、なめこを次々と採っていく。無理したら幹が折れて、源流部までなめことともにまっ逆さまになりそうで、見ているほうも冷や冷や。

 収穫後、大久保の大門坂荘に戻って、早速なめこを洗い、宴会準備。
会長からはシシ肉の差入れがあり、なめことシシ鍋。さらに須藤さんからは鹿のもも肉のロースト。これは無茶苦茶、おいしかったです。すりおろした伊吹大根と一緒に食べるとこれまた最高。道の駅で売れるのではとの声も。今年は伊吹でも鹿が多く、イノシシ用の檻に3日に1頭は鹿がかかり、仕方なく逃がしているという。ジビエとして、この料理法は素晴らしい。

 最後に、囲炉裏端で、鉄鍋にしょうゆだけで作ったなめこ汁は、とびきりおいしかった。

 昼間から夜まで、飲んで食べて、そして伊吹やその源流への思いを語り合って楽しい休日が過ぎていきました。

ホーム 伊吹の源流