銀杏峯(1,441m):小葉谷

日 時:2003年3月2日(日)  天候:曇のち晴れ
メンバー:むらたさん、おばたさん、ひじかたさん、おおたさん、いまむらさん、たにうちごふさい、みやけさん、たかはし(以上、滋賀労山山スキーネット)

コースタイム:7:30宝慶寺いこいの森−7:50林道分岐−9:39 標高1,150m地点−11:12/12:30ピーク−13:50林道−14:50いこいの森


記 録

 天気予報どおり土曜日は一日雨。夕方の子供会の役員会終了後、懇親会(もちろんウーロン茶対応です。)を「お先っ」と抜け、待ち合わせ場所の長浜IC駐車場へ。ところが職員駐車場に代わり閉まって利用できない。やむなく、近くの場所にちょっと置かせてもらい、一路、福井へ。まだ雨は止まず、何かきつくなってきた。高速道の温度表示も7℃ぐらいで暖かい雨、あ〜ぁ、山も雨でグサグサの雪かなぁ、と気が重い。大野盆地南端の宝慶寺のいこいの森で滋賀労山山スキーネットのみんなが合流した。午前3時にトイレに行っても雨だったが、朝6時にはアラレが混じった雨がちょっと降ったあと、ようやく止んだ。よかった。
 いこいの森から先も林道はきれいに除雪されていたが、歩いても1km程なんでスキーをザックにくくりつけ、7:30出発。7:50に標高590m付近の林道分岐着。なお、結局林道は650m地点まで除雪されていた。この分岐から左の林道に入り、シール登行。しばらくで赤布がたくさんある尾根の取り付きに着いた。ブッシュも雪に隠れ、快調に登っていく。すると、意外なことに新雪がうっすらと。山は雪だったんだ。ラッキー。尾根ルートは3年ほど前に来た時と違って、どうも登山道が整備されたらしく、木が広く切り払われとても登りやすく、滑ってでも降りられそう。でも、切らなくても前回もあんまり支障はなかったんだけどなぁ、複雑。山道は山道らしくがちょうどいい。
 尾根がちょっと急になり、そこを過ぎると1,150m地点、9:39着。ここで、労山全国講習会帰りのたにうちさんからスキージャンプテストの伝達講習などを受け大休止。三方を70cm掘り、一方をスキーで切れ目をいれたあと、スキーを履いて、乗る、屈伸する、ジャンプするなどで弱層テスト。これがかなり客観的に判断できるテストということである。1,150m地点から少し下り最後の登りとなる。木々の枝にえびの尻尾がびっしりつき、とてもきれい。きょうも来てよかったなぁ。
 さあ、頂上部に登ってきた。ところが、無茶苦茶の強風。11:12ピークに到着し、風下にスコップで雪を掘り休憩場所の設営。これにより、体もあったまり、風も避けられ、ビールがうまい。青空も広がり、さらにメンバーがガスで丸干しを焼きだすなど、いい感じになってきた。そこへ、志目木林道方面の尾根から登ってこられたのは、驚いたことに岐阜ケルンの石際さんたちだった。これまで石際さんのホームページを参考にさせてもらい、昨年末にホームページの相互リンクもさせてもらったのだ。ボクたちと同じく小葉谷を下ると予定ということで、このあと岐阜ケルンの皆さんのあとを行くこととなりました。ありがとうございました。
 12:30ピーク出発。小葉谷へどこから下ろうと考え、雪面も堅かったので、比較的斜度の緩そうな夏道の尾根の左の谷から入った。最初は沢状の斜面でとても気持ちがいい。しかし、途中から大きなデブリが沢を埋め、それを避けながら滑り、かつ雪も重く引っ掛る様になってきた。 これには疲れました。結局、25千図よりかなり高度を上げて整備されていた林道に13:50滑り込み、途中、林道をショートカットし、標高650mの除雪終了地点へ。ここからは除雪された道路の脇をいこいの森のごく近くまでずーっと滑っていけた。14:50いこいの森到着。ひとりワカンで下山された太田さん、お待ちどうさまでした。
 小葉谷を下の林道から眺めると、いくつも滑れそうな谷がある。きょうのコースはデブリさえなければ十分楽しめるし、もっと部子山よりから下る沢もよさそうである。夏道の尾根の右の谷も雪の状況がよければ楽しそうだが、最後、林道に出る手前が狭くなっている。銀杏峯は標高差も手ごろで、まだまだ楽しめる場所がいっぱいありそうだ。

疎林で快適な尾根道

 いこいの森から1,150m地点を経て登る尾根道は特に難しいとこもなく、快調に登っていける。














 

1,150m地点から望む銀杏峯方面

 銀杏峯のピークはあの奥ちょっとのところ。
ここまでくると、あと正面右手の樹林の尾根を登って、もうそんなに時間はかからない。

木々の枝に白く化粧

 山頂までもう少し、1,400m手前の尾根。下界での昨日の暖かい雨から考えると嘘のように、木々が美しく化粧している。

白く輝く部子山

 銀杏峯の西1,400mあたりから望む部子山。3年前に銀杏峯から部子山へ周回したのが懐かしく思える。
 夏道の尾根を越えたこの地点から谷に滑り込んだ。

谷の上部の斜面

 雪は堅かったけれど、振り子状の楽しい斜面。

斜面の下部を望む

 斜面はこの下で、右に廻っていく。皆がこのまま気持ちいい斜面が続くものと願っていた。
 大きなデブリがずーっと斜面を荒らしていようとは誰も予想していなかった。

次第に重くなった雪に疲れが…。

 左端の黒いのがデブリで谷の中央をこの先ずーっと走っていた。これを避けながら、春の陽気に重くなった雪にスキーをとられつつ、下っていく。

林道からの小葉谷全景

 ボクたちの下ったのが中央の尾根のすぐ右の谷です。もう一つ尾根を越えた右端の谷も良さそうでした。また、中央の尾根の左側の谷も条件が良ければ楽しそうですが、林道手前がちょっと狭くて、沢ものぞいてました。

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