山スキー報告

奥美濃 大日ケ岳(1,709m)


その3 ホワイトアウト 2009年12月23日(水) 小雪

前大日の巨木

 今回はまさにホワイトアウト状態となり、スキーを楽しむという余裕には少しなかったかな。
 でも、晴れの日に見られない、幻想的な光景が広がって…、
というのも強がりでしょうか。

メンバー:滋賀労山山スキーネット やまもりさん、おのさん、たかはし
コースタイム:ダイナランドスキー場9:15−(βライナー利用)−頂上−北面でうろうろ−前大日から北東尾根から谷筋へ−前大日−ダイナランドスキー場15:00
天候:小雪とホワイトアウト

 今シーズンのスタートは、12月に予想外の大雪のあった奥美濃の大日岳へ。伊吹山でもそこそこ降ったものの、まだ山スキーにはちと早いので。
 天候は予報どおり小雪がぱらつく。高鷲から山に入るといよいよガスも濃くなる。幸い先行者のトレースがあり、あり難く使わせて頂く。山頂から大日谷に滑り込む予定が、あまりのガスで間違え、これは楽しめないと前大日まで戻ろうと。


 復路もホワイトアウトのためルート間違えGPSで確認し、前大日へ。また、錯覚で雪面が流れる感覚となる「雪酔い」にびびる。何か、落ち着かなくなる。前大日で一服のあと北東尾根から谷へ滑り込む。ガスもやや薄くなり、気持ちにも余裕ができ、たっぷりの新雪を楽しむ。でも、もっと雪に浮くにはもっとファットなスキーがほしいなぁ。
 G3のシールが不調となり、2度ばかり剥がれて貼りなおし、なんとか前大日へ。そして、高鷲スキー場トップへ新雪をできるだけ楽しんで、やかましいスキー場へ戻った。
 なお、ゲレンデは祝日にもかかわらず来場者は少なく、東海北陸道も全く渋滞なしでした。

その2 いい雪たっぷり堪能!  2009年1月28日(水)

前大日から北東尾根へ

 2回目の大日ケ岳は、ついに期待を裏切らなかった!
絶好の天気の下、喜びのシュプールを何本も刻む。

日時:2009年1月28日(水)  天候:晴れ
メンバー:単独
コース:ダイナランドゲレンデβライナーインフォメーション8:17−ダイナゲレンデトップ9:00−大日ケ岳山頂着10:05−(大日谷滑降)−大日谷標高1,510m発10:50−大日ケ岳11:20−(叺谷滑降)−叺谷標高1,520m−前大日ケ岳12:24着−(北東尾根〜叺谷滑降)−叺谷標高1,470m−前大日岳13:40−ダイナランドボトム14:25

 ダイナランドでβライナーに乗ってと思っていたが1回券2枚分の800円もしたので、すぐに歩きに変更。インフォメーションセンターに計画書提出後、営業開始直後で、パラパラしか客のいないゲレンデの隅っこを登り、一汗かいてゲレンデトップに。高鷲スノーパークを経由し山に入る。雪はなかなかいいぞ!

 大日ケ岳頂上には10:05到着。先着のボーダー氏が「何処を滑ったら?」と。えっ?伺うと「地図ももってない」と。これは天気のいいうちに往路のコースを戻った方がいいのではと話し、別れる。
 ボクは当初予定どおり、まずは大日谷にGO!3年前の前回はバリバリのモナカに迎えられたが、今回は素晴らしい雪がたくさん!静寂の新雪ブナ林を気持ちよく、標高差200m近く滑り、谷が狭く緩くなったところで、登り返し。

大日谷滑降終了地点あたり

 別のボーダー氏も3名降りてくる。30分ほどで登り返し、再度大日頂上へ。
 
 本日の眺望は言うことなし!近くには、越美県境の野伏岳をはじめ、純白の白山連峰、遠く御岳、乗鞍連峰、穂高、槍、笠から薬師まで、360度、素晴らしいです。一服していると、ツアーらしき山スキーの人たち、ツボ足の登山者など平日なのに結構、あがってこられる。

大日山頂から西に野伏岳 そして、白山連峰

 今度は、叺谷に飛び込む。雪の状態を簡単にテストして、やや急な斜面を新雪を蹴散らす。やや底付き加減だが、やっぱりここも気持ちいい。谷の傾斜が緩くなる1,520m辺りで再度、今度は前大日へ登り返し。先行のボーダーグループのトレースは堅く登りにくいので、ラッセルしてジグをきる。

 前大日へ登り上がっても時間は、まだ12時24分。もう一回行ける。地図を見て楽しそうなところは、っと。これがいいと決めたのは、ピークから北東にのびる尾根を経由して叺谷の標高1,470mあたりに落ち込むコース。

叺谷へ滑り込む 前大日から北東尾根へ

 ここが一番よかった。まっさらな緩い傾斜の斜面にシュプールを刻んだ後、やや急になった新雪斜面を叺谷に滑り降りる。もう、最高でした。叺谷にはさっきは無かったシュプールの跡が幾筋も。きっと高鷲からのツアー客でしょう。でも、ここから下は傾斜もさらに緩くなり楽しくはなさそう。

 シールを貼って今日三度目の登り返し。前大日手前でアクシデント発生!よく見れば片方のスキー板バンディットの先端のプラスチックのカバーが無い!
 おいおい、勘弁してくれよと、2、3メートルほど雪を手でかきつつ探すと、何と幸運にも、雪の中から見つかった。大事にヤッケのポケットに仕舞いこみ、ピークへ。しばらく、今日の余韻に浸って、下山するか。
 できるだけいい雪の斜面を探して高鷲スノーパークの山頂レストハウス横へ。このスキー場に車置けば、もっと下部まで林間の樹林を滑れたのに、と後悔。ダイナランドに入り、面白くも無いゲレンデを適当に滑って、14:20インフォメーションセンターに帰ってきましたと、報告し、大満足の山行を終了。


その1 バリバリモナカ雪  2006年1月22日(日)

叺谷の向こうに大日岳を望む

条件さえよければ、叺谷、大日谷と新雪を目一杯楽しめる大日岳周辺エリア。いつもそうとは限らないのが山スキー

日 時:2006年1月22日(日)
メンバー:滋賀労山山スキーネット7名
コース:ダイナランドスキー場−大日岳−大日谷ちょっと−大日岳−前大日から南の谷−ダイナランドスキー場


 ここは、スキー場からほんとにあっけなく山頂に着けてしまう、お手軽コースです。ゆっくりゆっくり行っても1時間ちょっと。でも、谷に飛び込む時には十分雪の状態に注意しましょう。
残念ながら、大日谷の雪はバリバリモナカでした。
先日の大雨による雪面の縦溝は健在で、予定した叺谷への滑り込みは中止。
再度、大日岳に登り返し、往路を戻ります。前大日手前の鞍部で、右手の谷に少し滑ると、南斜面のため少し緩んだ雪は今日の中ではまだ滑りやすい。滑り足りなかったので、前大日から200mほど南の谷に滑り込んだあと、往路の稜線に戻り、ダイナランドスキー場へ滑り込みました。

 

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