軌道長半径 9.5549AU 公転周期 29.46年 軌道傾斜角 2.49゚ 離心率 0.0555 赤道傾斜角 26.7゚ 自転周期 0.444日 赤道半径 60268km 視半径 9.71'' 質量(地球=1) 95.16 最大光度 -0.5等級 平均比重 0.69 扁平率 0.108 衛星数 31 会合周期 378.1日 太陽系の第6惑星。環のある惑星として知られ、木星に次ぐ太陽系第2の巨大ガス惑星である。平均密度は太陽系最小で、比重0.7と水よりも軽い。 今日では木星型惑星にはすべて環があることがNASAの惑星探査機ボイジャーによって発見されている。 土星表面は、木星に比べると縞模様は淡く、ときには白い斑点状のもの(白斑)が見られる。 土星の環は、外側からE、G、F、A、B、C、D環と命名されている。A環とB環の隙間は「カッシーニの空隙」と呼ばれる。 さらにA環は3つの部分に分かれていて、その隙間を「エンケの空隙」と呼ぶ。ボイジャーによる環の映像では、1000本以上の細いすじが、まるでレコード盤のように並んでいることが確認された。 土星の環の成因はまだ確定したものではないが、おそらくロッシュの限界(惑星半径の2.44倍以内の距離)内に進入した小天体が土星の引力によってこなごなに破壊されたものと考えられる。 環は数cm〜数十cmの氷や岩石の粒子からできていると推定される。 環は赤道面にかかるが、自転軸が公転軌道に対して約27゚傾いているため、地球から見ると約15年(公転周期の半分)ごとに環を真横から見る位置にくる。 このとき環の消失という現象が起こる。これは環の厚み(数百m)が幅に対してきわめて薄いからである。 土星は33個の衛星を持っており、最大のものはタイタンである。直径は水星よりも大きく、大気の主成分は窒素と、他の衛星にはない特徴を持つ。 そのため、生命存在の可能性が指摘されることもある。 1997年に打ち上げられたNASAの土星探査機カッシーニ(フランスの天文学者の名)が2004年7月1日に土星周回軌道に入り、探査を開始し、2組の新衛生を発見した。 2004年12月には探査プローブ「ホイヘンス」をタイタンに降下させる予定である。