☆柄違い

2012.11.24

 絵柄によってこんなにも印象の違う製品になってしまうのか。かつては、気に入ると後先考えず買ってしまっていたが、その中にたまたま同じデコっぽい形の皿が3枚もあるのに気づいたのは、引っ越しの荷を解いて整理をしている時だった。

 これは、典型的なデコ図柄である。文句なしに楽しめる。ラスター彩はどうしても擦れて剥がれやすいが、前の持ち主は何を載せて使っていたのだろう。愛着を持たれた跡が残っている。

 

 天使の絵が可愛いウェッジウッド風の皿は、まるで凹凸があるかのように巧みに陰影をつけていて、地色の深いブルーが美しく洗練されている。

 水仙のような花が描かれた皿は、あえて抑えた色合いの同系色でまとめて、デコらしくない色使いがかえって新鮮である。