□ イリオモテヤマネコについて

イリオモテヤマネコとは、沖縄県の西表島にのみ生息する野生の”ヤマネコ”です。
生息数は現在約100頭と推測されており、絶滅の危機にあるために、国の特別天然記念物と国内稀少野生動植物種に指定されています。
ただし、1983年〜1985年に生息数調査を行ってからは急激な個体数減少は見られていません。

「ヤマネコ」という名前がついていますが、イリオモテヤマネコはあまり山奥深くには生息しておらず、
標高200m以下の海岸、河川、水田や畑に近いところ(餌が豊富なところ)に見られるようです。


□ イリオモテヤマネコの食べ物

イリオモテヤマネコは西表島の生態系の頂点と言われており、天敵はいません。
西表島に生息するさまざまな種類のものを捕獲して食べているようです。
イノシシの子供(ウリンボ)、鳥類、コウモリ、昆虫、トカゲなどの他に、水中のエビなども泳いだり潜ったりして捕まえて食べているようです。

警戒心が強いため、ヤマネコが人を見かけたら逃げることがほとんどです。
追い詰められた時などは人を威嚇することがありますが、歩いている人を襲ったり、逆に餌をねだったりというようなことは通常は まず、ありません。


 イリオモテヤマネコの写真

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