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  リウマチとともに


終の住処の小さな工夫・・・・バリアフリーをめざして

               

 

トイレ・洗面
 

   
■トイレは、寝室側と洗面所側の2カ所に出入り口を設けた。上の写真は、寝室から見たところ。下は、洗面所から。
 寝室側の扉は、ベッドから立ち上がって5〜6歩のところにある。開口幅が80cmに足りないところが難点だが、ここはメーカー仕様のままにしてしまった。今後、よりコンパクトな車椅子が登場することを、期待したい。

■スペースは、3.3uとした。寝室側からは直角に、洗面所側からは並行に車椅子をつけられると考えて便器の位置を決めたが、実際に動作してみたわけではないので少し心もとない。(しかし、バリアフリーの家の大先輩・せせらぎさんのアドバイスだからたぶん大丈夫。)

■また、思いがけないことだったが、床材のクッションフロア(ビニール系シート)がやわらかくて、どうも車椅子やキャスター椅子には不向きだということが、ネットのお友だちぴょんじさんの体験談でわかった。
 歩く場合は足裏にやさしくて、万が一の転倒事故の際も衝撃吸収の役割をしてくれそうだが、最初からその特性がわかっていれば、車椅子使用に備えてフローリングした方がよかったかもしれない。

■便器は、メーカーで最も座面の高いものを選んだ。やや座面が傾斜しているが、低いところで45cmある。座ると足が浮き気味だが、立ち上がりが楽。機能としては、洗浄プラス便座暖房。ボタンは壁面でなく、便器右側にある。レバーは後ろにあり使用後立ち上がらなければ水を流すことができないが、それ以外ではボタンは低い位置にある方が操作しやすいような気がする。

■壁面のL字型手すりとペーパーホルダーの位置は標準とした。便器がすでに設置されていて、動作しながら決めたので、希望通りの手すりが実現した。
 手洗いは写真に写っていないが、便器と向かい合わせの位置にある。

■洗面所のスペースは、トイレと同じ3.3u。洗面化粧台は、ごく標準的なものにした。 座ることが必要になったら、日々の洗面については高い椅子を用意して扉を開けて使う、なんてアイデアはどうだろう。
 手すりを取り付けるという方法も残されている。そのために、壁に補強材を入れてある。
 

 
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