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リウマチとともに
◆膝人工関節手術の覚え書き
リハビリ、そして退院へ
手術の日から数えて4日目に、車椅子に乗りトイレに行く許可が出た。またベッド上で「CPM]と呼ばれる機械を使って、関節可動域訓練が始まった。1日2回、各1時間ずつ。屈曲90度からスタート、徐々に目標を上げていく。
5日目、歩行訓練が始まった。全荷重OKと主治医はあっさり言ってくれるが、筋力は落ち、痛みと腫れとしびれと熱感で力が入らない。しかし平行棒につかまれば、初日から歩くことができた。そして1週間の車椅子使用の後、ロフストランドクラッチを使って歩行が可能になる。
杖歩行に自信がつくと、今度は3〜4日で自力歩行が可能になった。その間、もちろん、リハビリ室での筋トレ、歩行訓練だけでなく、毎日欠かさず病室や廊下での自主トレーニングを行い、できる限りの努力はした。
手術の成果として主治医は、膝関節の屈曲角度にこだわる。130度は曲がるはずだと。しかし私は、退院前の測定で115度。一方、担当のPTは、正しい歩行に屈曲角度はさほど重要ではないという。それよりもせっかく手術を受けたのだから、歩き方の基本をきちんと身につけるようにと厳しく指導を受けた。
回復の目標は、杖なし歩行だった。もともと肩、肘、手首、手すべて悪いので杖使用は無理、という前提であったから。予想より早い目標達成で、術後3週間足らずで退院となった。 |
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