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  リウマチとともに


膝人工関節手術の覚え書き

               


手術まで


 主治医に手術を希望することを告げたが、まだその時期ではないとして話が進まなかった。そこでセカンドオピニオン、サードオピニオンを求めて、遠方の病院の整形外科やリウマチ科を受診した。整形では「手術の適応である」と言われ、リウマチ科では「客観的な状態はもちろんだが、要は自分が日常生活にどれだけ苦痛を感じているかだ」と説明され、なるほどと納得。
 その後時間をかけて主治医に私の意思を理解してもらったが、さまざまな事情から、長年世話になってきた主治医に手術を受けることが困難となった。
 勤め先には早い時期から「一番忙しくない2月頃に」ということで、了解を取りつけてあった。そこで2006年2月に目標を定めて、2005年の後半はインターネットや友の会の仲間から懸命に情報収集を行った。
 結局N医療センターにたどりついたのは、11月に入ってからのこと。X線撮影の結果、「滑膜切除で改善するような段階ではなく、人工関節置換以外に方法はない」と診断され、その場で入院・手術を決めた。私なりの判断基準は、整形外科の人工関節手術の実績(件数)、専門医のいる設備の整った総合病院であること、ドクターとの相性などで、仲間の口コミ情報によるところも大きい。
 手術を決意してから1年以上が経過していた。その間、私の試行錯誤につき合ってくれたのは地元のかかりつけ医(内科医)。リウマチ医ではないけれど、そのつど適切な助言を与えられ、出かけては帰ってくる私にとっての拠点となった。


 
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