クロストークの測定条件は、周波数特性の測定と同時に行うために、片チャンネルを8Ω、1V(0dBv)で動作させ、もう片方のチャンネル(VR最小、8Ω)の出力電圧を測定したものです。それほど出力を出していない状態である為に中低域のクロストーク特性はもともとノイズレベルまで達していたので、ノイズフロアが下がったことによって約8dBほど改善しました。しかし、高域においては、線材の引き回しに起因するとみられるC結合による漏洩が、逆に増えています。

6DE7差動プッシュプルアンプ(改造編)のページに戻る