位相補償とは帰還抵抗(330Ω)に並列に入っている2700pFのコンデンサ素子のことを指します。このコンデンサ無しで測定しているのが位相補償無のグラフで、コンデンサを付けて測定しているのが位相補償有のグラフです。

最廉価版の出力トランスとしては、高域まで伸びているほうだと思いますが、位相補償素子無しだと少し棘のある高音だったので、位相補償素子(2700pF)を付けて最終としました。ヒヤリング上は大分ましになった印象です。

NFBを掛ける前後の利得差をグラフにしてみました。170kHzあたりでNFBが掛からなくなっている様子がわかります。

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