中低域のクロストークはノイズレベルまで達しています。これは電源に信号電流が流れないという全段差動PPアンプの性質がもたらした美徳のひとつで、差動プッシュプルアンプの定位感に大いに寄与しているのではないかと思われます。周波数が高くなればなるほど漏洩が高くなっていきますが、これはC結合によるものと思います。しかし、20kHzで約80dB取れていますから、問題は無いと言っても良いと思います。

これは上のグラフと全く同じデータですが、この方がクロストークが悪く見えてしまいますね。

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