本機の周波数特性は、マッチングトランスMT−128の特性が支配的になります。高域の特性を下に示しますが、マッチングトランスをそのままアンプの出力に接続すると高域の周波数特性が暴れたので、補正を加えました。

補正のやり方は幾通りか考えられ、設計者の個性が出るところです。私はマッチングトランスの入力側にCRのフィルタをパラに入れてみました。(下図参照)

いくつかの定数を試して、結局C=8200pF、R=82オームに設定しました。最終的な高域特性は以下の通りです。

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