クロストーク対策

本機はシャーシが小さく部品配置に制約が多かったため、容量性結合によるクロストークが高めでしたので、下の写真の対策を施しました。

LchとRchの初段のプレート抵抗から出力段の入力部分の部品が載っている基板に、シールド目的で錫メッキ線を基板に回して半田で 固定し接地するという対策です。自分でも半信半疑だったのですが、こんなものでもけっこう効果があるんですね。ここは初段の内部抵抗が非常に 高いので33kΩのプレート抵抗がそのまま回路のインピーダンスになり、容量性結合によるクロストークが大きいポイントでした。 数百Hzくらいから効き始め、1kHzよりも高い周波数では6dBくらい改善できました。この対策は聴感上でも判るほどの効果がありました。

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