両チャンネルとも最低雑音歪率が0.01%を下回る数字を記録しましたが、これはひとえに非常に低い残留ノイズのおかげです。 そもそも低ノイズ、低歪率の高帰還半導体回路に加えて、12B4AのSEPPへの適性による部分も大きいと思われます。 6C19Pを起用したらどのようなデータを叩き出したのでしょうか?

一方最大出力の設計目標値は1W+1W at1%THDだったのですが、約0.8Wと目標を下回りました。 これはアイドリング電流を下げれば、電源電圧が上がるので達成は可能なのですが、歪率が悪化しますのでどちらを取るかという問題です。 0.8Wが1Wになっても、はっきり言って違いは全く判別できませんから、より低い歪率を選択したわけです。

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