本機と双子アンプとも言うべき5687アンプと比較して、低域が伸びているのが特徴です。 さすがに値段が20倍以上もする出力トランスを起用しただけあります。 それに対して高域はあまり伸びていないことに加えて、左右の差が大きいのが気になったので6dB弱ほど二次側からNFBを掛けて特性を改善しました。 上のグラフは120kHzまでしか測定できない測定器で測ったので、下に1MHzまでの特性を別途測定しました。

無帰還ではちょっぴり物足りないと感じた高域特性でしたが、特に気になるピークも無く、素直な特性です。 左右のバラつきは、むしろ超高域では揃っています。 120kHz程度まで観察しても、それ以上の高域での振る舞いはなかなか占えないということが判りました。

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