「やまびこ」より

本宮町公民館四村川支館報「やまびこ」の1968年8月号から「方言」の特集があり、「本宮のことば」がたくさん収録されています。その抜粋を掲載します。

トップページに戻る

「本宮のことば」に戻る


「やまびこ」1968.8月号

「民族」 〜方言〜
 「訛りは国の手形」といわれている。昔は隠密や間者は各地方の訛りを身につけなければ役に立てなかったものである。
 今日では標準語が行き渡って、全国何処に行っても意は通じるが、それでも県が違えば話し方も変る。
 方言は何時かは使わなくなるかも知れない。現に私達自身使わなくなった言葉が多いし、時に相手によって、忘れていた方言を口に出して、自分で驚いたり、なつかしがったりすることがある。
 本号から四村川地区の方言を集め、整理して残しておくため当分の間、本欄を設けます。ここにあげたものの外、沢山の方言があると思いますので、各分館長さんまで御連絡下さい。

方言一般名
○植物
うめづるゲンノショウコ
じろだまジャノヒゲ
ひるめそうマツバボタン
ちちきれニガナ
じいばば、ほうくろシュンラン
てつきりこスミレ
ひょうなイヌビエ
きつねのしょんべたごホタルブクロ
はたほうずきセンナリホオヅキ
みずはぎミソハギ
つかみヌスビトハギ
せんぷりセンブリ
かやススキ
じゅず・ずずジュズダマ
ぐちなわいちごヘビイチゴ
ばらんハラン
うさぎのえんどうカラスノエンドウ
ひるんぼノビル
おばこオオバコ
すずめのえんどうフタバハギ
いわなギボウジュ
いもがらぐさコナギ
めえこじぐさウツボザサ
かんすキミカゲソウ
つりがねそうアマドコロ
すながツルボ
はたけびえノガリヤス
やまどりぐさヤマドリゼンマイ
がいなメヒジワ
いぬころぐさオオアワガエリ
すいすいカタバミ
ますぐさカヤツリグサ
しゃみせんぐさナズナ
いわまつイワヒバ
じがらびヒカゲノカズラ
ぜにごけマメヅタ
いびつサルトリイバラ
にがいばらノイバラ
おおしだウラジロ
やしょうヤシャビシャク
びなんかずらサネカズラ
くずばかずらクズ
へべイヌガヤ
とがツガ
かわきサワラツガ
めんまつアカマツ
おんまつクロマツ
けんのきケンポナシ
ねむりネムノキ
しぶれガマズミ
かまつぶしカマツカ
さるた・えんたサルスベリ
びしゃっこヒサカキ
させんぼシャシャンボ
ふしのきヤマウルシ
あおもじウリカエデ
ねばかえでモチツツジ
くらやまつつじアカヤシオ
はもれアセビ
くろっこしばシラカンバ
わかばユズリハ
うしわっぱ・うしらっぷイヌビワ
こうのはなシキミ
おばざんしょイヌザンショウ
ねずのきイヌツゲ
つげクサツゲ
そばのきカナメモチ
ほうそナラ
かわやなぎネコヤナギ
にっけニッケイ
がんびいガンピ
はいまつハイネズ
かみそコウゾ
にしきニシキギ
むくろのきムクノキ
おにのめつつきヒイラギ
せんりこうモクセイ
しゃくなんシャクナゲ
てんまるばなコデマリ
うのはなニシキウツギ
しゅうろシュロ
ひもろすぎネズ
きのみ椿の実
くろき松・?・栂・槇の総称
ちゃんぽろ茶の実
たほがらかみその剥がら
○動物
おがもカマキリ
ぎすキリギリス
おさんショウリョウバッタ
けたけたダイミョウバッタ
すててさコオロギ
ちんちろコオロギ
ちんみツユムシ
じゃむしクワガタ
にがむしアオクサカメムシ
あぜもちケラ
しおんぼシオヤアブ
からすのおばオサムシ
こがりはぎヒグラシ
以下、続く

「本宮のことば」に戻る

トップページに戻る