本宮の本

本宮に関する本を紹介しています。中には、専門的な本もあります。
市販の書籍は、熊野本宮堂(amazon)にたくさん紹介されていますので、ご利用ください。

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熊野古道みちしるべ 熊野九十九王子現状踏査録
熊野の民族 和歌山県本宮町 熊野花草志
本宮町史 近世資料編 本宮町史 近現代資料編
花と歩く旅 小栗判官照天姫物語
平家伝説の里を訪ねて 山びとの記
渡瀬温泉のおはなし

熊野古道みちしるべ 熊野九十九王子現状踏査録

西 律 著、1987.2.8改定復刊

郷土の歴史家であり、政治家でもあった氏の労作。
1971年に自筆ガリ版刷で発行されたものを、著者の没後に体裁を整えて復刊されたもの。

熊野の民族 和歌山県本宮町

近畿民俗学会、1985.5.5

目次
はじめに
本宮町の概況
衣・食・住
生産・生業
信仰
年中行事
人の一生
 婚姻・年祝い
 葬送
民謡
口頭伝承
 伝説
 昔話
民俗知識
 禁忌・呪い
 俗信
 民間療法
話者一覧
共同調査地区・参加者名

熊野花草志―熊野の野の花、山の花

和玉好視 写真集、2004年1月、紀伊民報

詳しくは、下記の紀伊民報の記事をご覧ください。
紀伊民報2004年10月29日付 花の写真集「熊野花草志」出版 古道中心に128種紹介 本宮の和玉さん


本宮町史 近世資料編

本宮町史編さん委員会 編集、1997.3.31、本宮町 発行

目次
1 法令
2 土地と年貢
3 寺社改めと宗門改め
4 伝馬
5 御仕入方
6 熊野本宮大社
7 共同体
8 生業
9 水利
10 山論
11 災害と救恤(きゅうじゅつ)
12 村替騒動と村方騒動
13 記録
14 地誌と風土記

現代につながる近世には、知っている人の先祖の名前が出てきたりして、興味深く読める。ただし、少し漢文を読む訓練が必要。

本宮町史 近現代資料編

本宮町史編さん委員会 編集、2000.3.31、本宮町 発行

目次
1 明治維新と本宮
2 明治後期の本宮
3 大正期の本宮
4 昭和前期の本宮
5 戦後の民主化と本宮
6 本宮町の発足

「大逆事件」に関係したとされる、成石勘三郎、平四郎兄弟についての文書も収集されている。

熊野古道 花の写真集 花と歩く旅

本宮町 編集、中嶌章和 監修、和玉好視 撮影、2000.3、非売品

熊野古道に咲く野草を撮り続けている湯峯在住のアマチュアカメラマン和玉好視氏の作品を一冊の写真集にまとめたもの。

小栗判官照天姫物語

安井高次 著、1988.1.20

湯峯温泉在住だった郷土史家による小栗判官照天姫の伝説研究。

平家伝説の里を訪ねて

垣内 高彦 著、1997.5

本宮町や熊野川町などの集落を丹念に訪ねて平家落人伝説を収集している。

山びとの記

宇江 敏勝 著、1980.6.25 初版発行、1990.9.30 増補版発行、中公新書

果無山脈を中心とした山々で仕事をしてきた著者が、山の暮らしを飾ることなく記している。

渡瀬温泉のおはなし

五味政治 著、1976.6.15、わたらせ山荘 発行
『渡瀬温泉のおはなし』
「渡瀬のおはなし」
 わたらせ山荘の渡良瀬は、語呂がよいのでこうよんでいるので、本来の呼名は渡瀬であります。 続風土記と言う古い本に、『東牟婁郡四村荘に渡瀬村あり四村川の南にありて、わたり瀬あるによりその名出るらん』とあります。  明治政府まで渡瀬村は表領といって紀州和歌山藩直属で古くは本宮山領で、本宮とは歴史の表に現われない深い関係があって、又熊野一揆と言う村替騒動(表領の和歌山藩領より裏領の新宮藩領にかわること)の際、その中心となって反対したのがこの渡瀬、下湯川、檜葉など四村川の住民でした。
(以上は冒頭部分、以下続く)

2.山本玄峰養育の家及墓地
 山本玄峰は我国禅道の最高を極めた高僧で、慶応元年1月湯峰温泉西村家に生まれ、家に子供が多かったので床下にタライにふせられていたのを『男の子は大きくなれば筏流しにでもなれる』と、渡瀬岡本家に育てられ、百姓をしたり、筏流しをしていたが、悪疾の眼病にかかり、神仏の加護を思いたち、四国八十八ヶ所の参拝を17回(中はだし参り7回)行い、多くの寺を再興しました。  有名なのは五・一五事件の井上日昭の特別弁護人となり又昭和20年終戦時鈴木貫太郎総理にたくした書状に『忍び難きを忍び、行じがたきを行じ国家の再建につくしていただき度い』と書いたが、これが終戦詔書となり、又憲法制定時『天皇は空に輝く象徴みたいなものだ』と言われた言葉が詔勅となっています。  養育された素封家岡本家は山荘から百米、墓地(分骨)も二百米の見晴しのよいシャクナゲに取りかこまれた山上にあります。

目次
渡瀬のおはなし
1.鍵取大明神
2.山本玄峰養育の家及墓地
3.将監の峰の伝説
4.百万遍
5.川伏さま
6.鉾島さん
7.庚申さん
8.金毘羅さん
9.徳本上人六字名号碑
10.亀次郎岩
11.歯痛地蔵(須久茂地蔵)
12.花折地蔵(さくら地蔵)
13.仏の倉
14.山の神
15.百八体(炬火)行事
16.三次郎淵・五郎淵・三郎淵
17.朴の木とわたらせ山荘
18.亥の子さん
19.地祭り
20.渡瀬橋
21.虫送り
22.お日待ち
23.地主さま(鎮守さま)
24.お滝さん(不動さん)
25.味噌岩
26.末子相続の茶木家について
27.男の節句
28.”月見まつり” ”里芋名月”
29.温泉トンネル(渡瀬温泉―川湯温泉)
30.渡瀬トンネル
31.渡瀬温泉
32.井戸淵の伝説
33.旗石
34.本宮一揆とわたぜ
35.ういやま御前の塔
36.地熱発電候補地
終りに