タフHPトップ>ソフトボール独特のルールについて
9月9日20:00更新
◇用具
◇競技場
◇ダブルベース
◇投 球
◇投 法
◇離塁アウト
◇リエントリー(再出場)
◇タイブレーカー
ルールについての解説ブログ 【第1回】投球動作中に球がスリップした場合 【第2回】抗議 【第3回】再出場
【第4回】DPとDEFO 【第5回】走者が打球に当たったとき 【第6回】インフィールドフライ
【第7回】故意落球 【第8回】ダブルベース
用具
  • バットの長さ/86.4cm(34インチ)以内
  • バットの重さ/1077g(38オンス)以内
  • 太い部分の直径/5.7cm
  • 材質/木、竹、カーボン、合金、セラミック等各種。ただしチタンは禁止(金属バットが主流)。
  • 安全グリップ/バットのグリップエンドから25.4~38.1cmの範囲で滑り止めのテープを巻くことがルールで定められている。
  • ボールの重さ/6.5 ~7オンス(177.5~198.8g)
  • ボールの大きさ(円周)/12インチ(30.2~30.8cm) ※2002年からISF(国際ソフトボール連盟)主催大会では、従来の白一色のボールに加え、黄色に赤ステッチ(革の部分が黄色で縫い目の部分が赤色)のボールも使用されることが決定している。7月の第10回世界女子選手権は黄色・赤ステッチのボールが使用される予定である。戻る
競技場
  • 本塁から外野フェンスまでの距離:ISFルール(国際ルール)では、従来、女子が200フィート(60.96m)以上、男子が225フィート(68.58m)以上と規定されていた外野フェンスまでの下限の距離が、2002年から女子が220フィート(67.06m)以上、男子が250フィート(76.20m)以上に改正された。JSA(財団法人日本ソフトボール協会)では既存施設の問題などがあり、今のところ改正を留保している。野球のように右中間・左中間のふくらみや左右両翼と中堅との距離の違いはなく、すべて本塁から外野フェンスまでの距離は一定である。
  • 投・捕間の距離(投手板から本塁までの距離):女子が40フィート(12.19m)、男子が46フィート(14.02m)であったが、2002年のISFルール改正で、女子のみ43フィート(13.11m)に改正された。また、投手板には半径8フィート(2.44m)のピッチャーズサークルがあり、平坦でマウンドはない。戻る
ダブルベース
ソフトボールは塁間が短いため(18.29m)、一塁でのクロスプレーが多く、守備者と打者走者の接触が起こりやすく、衝突により大ケガをすることなどもあった。’87年のISFルール委員会で、カナダから一塁での接触プレーによる事故防止を目的として「セーフティーベース」の名称で一塁にダブルベースを置くルールが提案され、可決された。’94年の第8回世界選手権から使用され、1997年からJSAルールにも採用され、現在に至っている。
 このベースは38.1×76.2cmの大きさで、白色の部分(白色ベース)をフェア地域に、オレンジ色の部分(オレンジベース)をファウル地域に固定する(ファウル地域に置くベースはオレンジ色が一般的だが他の色の場合もある)。
 打者は投球を打ったり、第3ストライクの落球で一塁に走り、プレーが行われるときはオレンジベースを走り抜け、守備者は白色ベースを使用する。一塁でプレーが行われないとき、または一塁側のファウル地域からプレーが行われるときは両者どちらを使用してもよく、いったん走者となり白色ベースに帰塁したあとは、従来通り白色ベースのみを使用する。戻る
投 球
野球では投球フォームについて、セットポジション、ワインドアップポジションの他は厳しい規定はない。 ソフトボールでは投手は打者に対して、野球でいうアンダースローに近い形で投球するが、野球のアンダースローとの違いは、手と手首が必ず体側線を通過しながら球を離さなければならないという点である。戻る
投 法(ウインドミルとスリングショット)
ウインドミルは、もっともポピュラーな投げ方で、風車のように腕を大きく1回転させ、その遠心力を利用して投げるため、大きなスピードを得ることができる。腕の回転は1回に制限されており、打者を幻惑させるために何回転も腕を回すことは禁止されている。
(女子の国際的なトップレベルの投手では105~110km/h を超え、野球に置き換えると150km/h を超えるスピード感を体感するといわれている)
 スリングショットは、ソフトボールの“原点”ともいえる投げ方で、時計の振り子のように腕を下から振り上げ、その反動を利用して前方に振り戻して投げる投法。ゴムのパチンコ(スリングショット)の動きに似ているのでこう呼ばれている。変化球を投げるには不向きであり、ボールの握りが常に打者に晒されてしまうため、現在ではほとんど見られなくなった。戻る
離塁アウト
ソフトボールでは、投手の手から球が離れるまで、走者は塁を離れることを禁止されており、リードが認められていないため、“投手の投球モーションを盗んで盗塁成功”といったことは起こりえず、バッテリーにミスがなければ盗塁はなかなか成功しない。
 ただし野球と違ってバントが多用されるため、一塁手と三塁手がベースより前に位置するような前進守備をしていることが多く、“三盗”を狙うケースは多い。フォーメーション上、三塁手がベースに戻るのか、遊撃手がベースカバーに入るのか、右打者・左打者によっても変わりミスが生じやすい。またそのミスが得点に直結することが多く、イチかバチかで“三盗”を試みるケースは多い。戻る
リエントリー(再出場)
ソフトボールでは’79年に「リエントリー(再出場)」が採用され、スターティングプレーヤーはいったん試合から退いても、一度に限り再出場することが認められている。再出場する場合には、元の自分の打順に戻らなければならず、それに違反するとその選手と監督が退場になる。戻る
タイブレーカー
これは文字通り、勝敗を早く決定するためのルールである。ソフトボールの正式試合は7回と定められており、同点の場合、8回の表からは前回最後に打撃を完了した選手を二塁走者とし、無死二塁の状況を設定して、打者は前回から引き続く打順の者が打席に入る。その裏も同様に継続し、勝負が決するまでこれを続けていく試合方式である。なおタイブレーカーの二塁走者に代走を送ることは、ルール上問題ない。
 ソフトボールでは投手戦になることが多く、これを解消しようとタイブレーカーというルールが生まれ、ISFがこのルールを採用したのに準じ、’87年から日本でも採用され、現在に至っている。
 JSAでは、昨年までは日本リーグを除き、延長10回からタイブレーカーが採用されていたが、’02年のISFルール改正で8回からタイブレーカーが採用されたのに合わせ、JSAルールでもすべての種別で8回からタイブレーカーが採用されることになった。戻る

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