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 冠句コーナー

平成21年度 12月 翆明会の文化委員会主催 冠句会から


     冠題  クリスマス  お正月  冬景色


  天 クリスマス 聖夜に誰もが夢をみる     2年 M.T


  地 冬景色 白いキャンパス何描こう      3年 J.N


  人 クリスマス 夢を届けるサンタさん     2年 K.N


   四 お正月 みんなわくわくお年玉                 2年 R.I

   五 クリスマス 少し前から俺いい子                2年 T.T

   六 クリスマス 枕元には問題集                   3年 T.T

   七 お正月 気づけばお腹が鏡餅                  3年 T.I

   八 お正月 家族みんなでだんらんだ               1年 H.T

   九 クリスマス 何を頼もうプレゼント                 1年 Y.N

   十 クリスマス 今でも願うサンタさん                2年 K.M







平成20年度 1年生 早春冠句会から 

     冠題  桜咲く  つくしんぼ  花粉症


  天 桜咲く 笑顔満開 新学期             M.T


  地 つくしんぼ 太陽目指して伸びてゆく    T.K


  人 桜咲く 青空一面ピンク色         M.F


   四 つくしんぼ みんなそろって背くらべ             N.K

   五 桜咲く 舞う花吹雪 天高く                   M.T

   六 つくしんぼ 聞こえてくるぞ春の声               T.T

   七 桜咲く みんなの笑顔の花も咲く               S.K

   八 花粉症 鼻がむずむずハックション              T.S

   九 つくしんぼ 雷落ちる通信簿                   S.K

   十 花粉症 今年発症コンチキショー               F.T


        平成21年 3月18日


冠句のきまり

 ・俳句や川柳とおなじように、五・七・五の17音でつくります。
 ・俳句のような季語は特に必要としません。また、題の説明であってはいけません。
 ・冠題として最初の5音が決まっています。この5音は変えることはできません。
 ・冠題の5音に、付句となる中七・下五の12音をつけ完成します。
・俳句で使う切れ字、すなわち、「や」「かな」「けり」その他にもありますが、これらは冠句では不要であり、使わないことになっています。また、言葉は、俳句と異なりできるだけ現在使われている話し言葉を使うことになっています。ないし、時にはしゃれたことや、とっぴなこと、ふだん使っていない言葉を使って表現する場合もあります。
 ・冠句でもっとも大切なことは、冠題と付句の間に「間」を開けることです。言いかえれば、五・七・五が続いた文句になってはいけない。はじめの五音と、次の七五の12音との間に「間」があけていなければいけないということです。ここが一番俳句と違うところです。
冠題のあと、読む人一人ひとりによって同じ受け取り方もあれば、違う場合もあります。ここが冠句のおもしろいところです。