浅井東中学校のプロフィ−ル 
浅井東中学校は、新学制に則り、上草野村単独中学校として、昭和22年4月21日上草野村立上草野中学校として発足しました。小学校の東校舎一棟を仮校舎として5学級で開設されることになりました。職員室等は、小学校と併用でありました。4月20日橋本士郎校長外10名の教職員が着任し、開業の準備が整えられました。〔県教育民生部学務課長よりの発令〕
その後、昭和23年には、郷野の製糸工場を移築し校舎の増築が行われました。 また、篤志家の支援を得て、食糧確保、交通手段の確保の大混乱の中で修学旅行も実施されました。
昭和25年には、木造校舎の新築竣工が行われました。これらの地域の人々の期待に応える生徒の活躍には、目を見張るものがありました。とりわけスポ−ツにおける郡、県での活躍はすばらしいものがありました。
昭和31年には、町村合併によって、浅井町立上草野中学校となり、昭和34年には、浅井町立浅井東中学校の現校名に変更されました。郡、ブロック、県はもとより近畿、全国大会へと駒を進める部活動に、きらきら光る上草野魂を見てきました。その間における教職員のたび重さねての研究開発の努力や地域、保護者の支援、町当局の支援の力は大きいものがありました。
時移り、グロ−バル化社会への対応や減少続ける人口、生徒数、求める教育の移り変わり等を考慮し、幾度となく統合の論議が浮沈していました。今ここに、機熟し、平成13年8月3日の小中PTA総会の決議や各字における懇談会の経緯を受けて、8月10日浅井町議会において「平成13年度末をもって統合、廃校」の決議が行われたのであります。
卒業生2,841名を送り出した浅井東中学校は、55年の歴史を閉じることになったのであります。
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