・ふるさと古座川
大自然の恵み豊かな熊野の山々。
その中央に位置する大塔山を母とし、育まれた清流古座川。
人間が近づくのを拒絶するかのように屹立する巨岩や奇岩、そして触れあいを求めるように穏やかな流れで人々を楽しませてくれる川瀬など、熊野灘に流れ込むまでの約60kmにわたって、古座川は様々な表情を見せてくれます。また、川に沿って家が立ち並び、道が続いています。
  ふるさと古座川
明神中学校の通学区域は、明神小学校の通学区は高瀬、川口、直見、中崎、明神、大柳、一雨、潤野、鶴川、立合、立会川、相瀬、峯、山手、小川、宇筒井、大桑、西赤木、田川、小森川で、清流古座川と古座川の支流、小川に沿って集落が続き、古座川と生活は切っても切れない関係にあります。
そんな明神中学校学区の地域は、過疎が進む集落が多いのですが、豊かな自然は温かい人情をはぐくみ、住みやすい環境が魅力となり、都会からのUターンやIターン者も少しずつ増えています。
◆一枚岩(いちまいいわ) 古座川町相瀬
古座川町相瀬地内にある国指定の天然記念物は、高さ100メートル、幅500メートルの一枚の大きな巨岩で辺りの風物を圧して川淵からそそり立つ姿は重厚である。 四季折々には、 桜、 せっこく、 紀伊じょうろうほととぎすの花が咲き乱れ、変化のある景観を楽しむことができ、夏はキャンプでにぎわいます。また、ここには、その大きさにあった伝説が残されています。
 
◆滝ノ拝(たきのはい) 古座川町滝ノ拝
支流小川にあって川床すべてが床岩で大小さまざまな奇形の岩穴(ポットホール)があり、 中央には滝があります。夏には滝壷に鮎が密集し、それを素針にてかけるのに連日釣り人でにぎわいます。また毎年7月には滝の岸壁に無数のボウズハゼやヨシノボリがよじ登っているのを見かけることがあります。
大小の岩穴は「ポットホール」と呼ばれ、河床などのくぼみに石が入り込み、水流により回転しながらくぼみ部分を削っていくことで円形の穴が出来たものです。
 
◆中津谷の滝(なかつたにのたき):古座川町中崎
古座川の支流、小川の中流域、中崎地内、 鳥屋ノ森457mの西側を流れる中津谷にあり、地元の人にもあまり知られていませんが、5段有ると言われる滝は水量も多く壮観です。
 
◆明神の潜水橋(みょうじんのせんすいきょう)
高知県の四万十川「沈下橋」は全国的に有名ですが、古座川町明神地区にも同様の橋が残り、増水時に水面下に隠れ、流木などによる橋の倒壊を少なくするように作られました。
橋は数年前の増水で一部崩壊し、しばらくそのままの状態になっていましたが、修復の声が多く寄せられた結果、平成21年3月に修復され甦りました。紀南地方で潜水橋が残っているのは富田川と古座川だけです。。
 
◆瀧川寺の地蔵紅葉(りょうせんじのじぞうもみじ)
古座川町田川地内にある瀧川寺境内(りょうせんじ)に祀られている地蔵さまにちなみ「地蔵紅葉」として地元住民に親しまれてきた高さ10m、幹回り2.9m、樹齢200年以上の大紅葉です。
2001年に古座川町指定天然記念物として大切にされています。。
 
◆直見のハッチョウトンボ(ぬくみのはっちょうとんぼ)
ハッチョウトンボは体長約2cmの世界最小のトンボで、オスはオレンジ色から赤色へと変わり、雌は黒と黄色のまだら模様で、5月下旬から6月上旬に羽化のピークを迎えます。
1992年に休耕田となっていた直見地区の湿田で確認され、町が自然保護区として買い取り、直見区民や住民団体が冬場の草刈りなどをして保護活動をしています。県のレッドデータブックで準絶滅危惧(きぐ)種に指定されており、2001年に町の天然記念物に指定しています。。
 

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