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  リウマチとともに


終の住処の小さな工夫・・・・バリアフリーをめざして

               


 14歳で発病して不自由になった私にとって、10代の頃から自立が大きなテーマだった。両親からの経済的な自立、精神的な自立、そして暮らしの場を自分で選ぶという自立など。
 20代後半に両親の家を出てからは、曲がりなりにも仕事と住む場所は見つけてきたが、その間、次第に病気も障碍も進んできた。気がついたら、私の最大の課題は、「たとえ障碍が重くなっても自立して生きること」になっていたのだ。
 残っている機能を最大限に生かし、できるだけ人手を借りずに安全に、そして楽しく暮らすには、やはり自分に合った住まい作りしかない。ネットでお友だちになったせせらぎさんの自立した暮らしぶりが、私の大きな励ましとなった。私にもできるかもしれない、と。
 幸いに設計から施工まで多くの協力を得られたが、私の限られた予算と能力と時間では、あきらめも失敗もある。我が家はそういう意味で、私らしい仕上がりになった。
 そして、2ヶ月住んでみて、やっと実感した。住まい作りは、これで完成でなくて、これからなのだと。
 日々体調が変わり、障碍程度も今後どこまで進むか予想はむずかしい。現在の住まいの工夫は、最小限のものと考えた方がよいだろう。到達点でなく、スタート地点。そうだ、気楽に始めてみよう。
玄関・アプローチ キッチン 浴  室
浴室−その後 トイレ・洗面 取っ手類
そ の 他 追記 障碍者が家を建てるとき 

 
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