蝋梅(ロウバイ)の花

数年前に苗を頂いて境内に植えた蝋梅に初めて花が咲きました。
1月の中旬に咲き始めて、今も芳しい香りをあたりに振りまいています。

今のお山は冬枯れの景色そのままで、唯一この蝋梅だけが可愛い花を見せてくれます。
虫も飛ばないこの季節、どこかにいるかもしれない花粉を運んでくれる虫を呼んでいるのでしょうか。その香りはどこまでも遠く流れ行きます。

蝋梅という名は、旧暦の12月(蝋月)に梅のような花を咲かせるところから来ているようです。
梅では無く蝋梅科の木で、学名のチモナンサスはギリシャ語が語源で「冬の花」という意味だそうです。

寂しかった1月の境内に今年から文字通り花を添えてくれるようになりました。