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平成29年度 社会見学 明和町斎宮・神宮の博物館


平成29年10月25日(水) 午前中に斎宮歴史博物館、いつきのみや歴史
体験館、さいくう平安の杜を見て回り、午後には倉田山の倭姫文化の森にある
神宮徴古館と神宮農業館を見学してきました。



 昭和45年、団地造成のための調査
から調査が発見されたのがきっかけで
斎宮の発掘調査が始まりました。
  まだ、発掘予定の16%しかできてい
ないようです。
 県立斎宮歴史博物館の地下にも遺構
が保存されており、館内のホールの中
央に置かれたグラフィック装置で見るこ
とができました。
 
  館内には,常設展示室と映像展示室
があり、斎宮の存在や斎王の生活を
多面的に理解することができます。
  「斎王」とは、天皇が即位すると、皇
族の女性の中から選ばれて、伊勢に
派遣され、伊勢神宮に仕える人。
  展示室には、「延喜式」をはじめと
する文献資料を手がかりに斎王が選
ばれてから伊勢に赴き、都に帰るまで
の一連の流れを紹介している。また、
斎宮跡発掘によって、出土した出土
品の数々が、古代の生活の一端を垣
間見せてくれています。 
古代伊勢道
  奈良時代に造られた道です。都と伊
勢神宮を結び、当時は9mあったよう
です。
1/10史跡全体模型
  斎宮遺跡を1/10に縮めた形です。
東側部分は、奈良時代の終わり頃の
の斎宮区画の位置を表しています。

いつきのみや歴史体験館
 斎宮が最も栄えたのは、平安時代。
その時代に生きた斎王をはじめとする
王朝人の生活をさまざまに体験できま
す。
斎王が都から斎宮までやってくるとき
乗った輿の葱華輦(そうかれん)に実
際に乗る体験。盤双六や蹴鞠といった
平安貴族の優雅な日常を体験。十二
単(じゅうにひとえ)や直衣(のうし)の
平安装束の試着体験などができました。
昼食は、王朝時代の食生活を偲ぶ、
古代米を使った斎王弁当「斎王の
宝箱」をいただきました。






さいくう平安の杜
 平安時代前期(9世紀)の斎宮の中
心的な施設だった「寮庁」の主要な建
物を発掘調査で発見したその場所に
実物大で再現されています。
 正殿、西脇殿、東脇殿などの建物が
あり、その真ん中には儀礼の広場が
ありました。儀礼の広場には、正殿に
斎宮寮長官が出座する中、時には数
百人の役人が居並んだ斎宮の儀式
の場であったとのことです。

神宮徴古館
 明治42年、神宮の由緒と日本の文
化に関する資料を陳列する「歴史と文
化の総合博物館」として開館しました。
重要文化財をはじめ文化財多数を所蔵
。遷宮で撤下された御装束神宝(おんし
ょうぞくしんぼう)や外宮御垣内の御鐉
殿(みけでん)の実物などを展示してい
います。
神宮農業館
 「自然の産物がいかに役立つか」を
テーマに明治24年外宮前に創設され
た日本初の産業博物館。皇室御下賜
品、神宮御料地に関するもの、明治
期の農林水産業資料等を展示してい
ます。