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平成30年度  第4回  地域講座(社会見学)

平成31年1月22日(火)

七里の渡し跡  六華苑
九華公園  サンジルシ醸造kk

サンジルシ醸造株式会社
 味噌と醤油についてのお話を聞いた
あと、それぞれの醸造庫の見学を行い
ました。
 味噌の種類は大きく3つ。味噌は全
て、大豆を原料につくられますが、原
料はそれだけではありません。米味噌
は、大豆に米麹、麦味噌は大豆に麦麹
を加えてつくったものです。そして、豆
味噌は、大豆を麹にした豆麹でできて
いる味噌です。
たまり醤油とは、おもに中部地方でつく
られている、とろりと濃厚な醤油のこと
です。他の醤油が大豆以外の原料を多
く使うのに対し、たまり醤油はほとんど
大豆のみで、小麦はごくわずか。古くは
、豆味噌の上汁を”たまり”と呼んでいま
したが、現在は全く独立した方法でつく
られいます。醤油の種類はは大きく5つ。
“濃口”“薄口”“たまり”“再仕込み”“白”
“たまり”と“濃口醤油”は似て非なるも
のです。
   
九華公園
  桑名城は揖斐川を利用した水域で、そ
の形から別名「扇城」と呼ばれました。揖
斐川に面した石垣や櫓は七里の渡しの渡
舟からも眺めることができ、「海道の名城」
とたたえられました。しかし、桑名藩は幕
末戊辰戦争の時、落城のしるしとして辰巳
櫓を燃やされ、明治維新後廃城令により
桑名城は廃された。昭和3年松平定信没
後百年祭記念に九華公園として整備され
ました。
蟠龍櫓(ばんりゅうやぐら)
  水門統合管理所として外観を桑名城の
隅櫓を模して平成15年に建てられた。
鬼瓦が龍の形をしているためこの名があ
る。蟠龍とは天に昇る前のうずくまった状
態の龍を云う。
七里の渡し跡
  熱田・宮の渡しから海上七里を舟に乗り
、桑名の渡しに着いたことから「七里の渡」
と呼ばれています。ここにある大鳥居は、
これより伊勢路に入ることから「伊勢国一
の鳥居」と称され、伊勢神宮の遷宮ごとに
建て替えられています。
六華苑
  六華苑は、山林王と呼ばれた桑名の実業
家、二代目諸戸清六の邸宅として大正2年
に竣工しました。特に洋館部分は、鹿鳴館な
どを設計し「日本近代建築の父」と呼ばれた
ジョサイア・コンドルが手がけ、地方に唯一残
る作品として注目されています。18000㎡余
の広大な敷地に、洋館と和館、蔵などの建造
物群と「地泉回遊式」日本庭園で構成された
この邸宅は、創建時の姿をほぼそのままに
とどめている貴重な遺構です。
洋館
  洋館は全体的にはシンプルなデザインと
なっていますが、圧倒的な存在感を持つ4階
塔屋が印象的です。また、当寺には珍しい塔
屋の局面ガラスのほか、ベランダとサンルー
ムのデザイン、客室の暖炉など、細部までの
配慮が見所です。
和館
 明治期の洋風建築には和館を併設する例
が多く見られました。しかし、これほど大規模
な和室を接続させた設計は珍しいものです。