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平成29年度 第1回 ふるさと講座

初瀬街道① 「赤目丈六~阿保」

大阪・奈良方面と伊勢を結ぶ「初瀬街道」は、現在の松阪市六軒で
参宮街道から分岐し、青山峠を越え名張・室生を経て榛原で伊勢本街道
で合流して奈良県初瀬(桜井市)へと至る街道。
今回は、県内西部に位置する名張市赤目から六軒を3区間に分けた、
赤目丈六地区、名張市内、青山町阿保地区を「白山道しるべの会」の
皆さんにガイドしていただき、巡ってきました。

水神碑(←)
 赤目丈六地区丈六橋東詰め。、安政
6年に川が決壊し、村が被害を被った
ため建立された。



八幡神社(↓)
 観応元年に石清水八幡宮を歓請した
ことに始まるという。
丈六寺
  本寺の創建は、大宝2年(702)とさ
れており、大同年間に空海上人が大和
国へ巡錫のとき、室生寺建立にあたり
室生四門の北門霊地と開創したとされ

  寺宝には、石造五輪塔、釈迦涅槃図、
大般若経六百巻、法華教八巻があり全
て名張市文化財に指定されている。
道標(↓)天保14年阿弥陀寺西の街
      道脇
寿栄神社(↓)
名張藤堂家屋敷跡(↓)
初瀬街道名残の一本松
  名張は、藤堂家の城下町として、又
初瀬街道の伊勢へのおかげ参りの宿
場町として栄えていた。
 樹齢三百ともいわれる持つ古木は、
旅の安全を守ってくださる「金比羅大権
現」が祀られて頃より、そいの境内に根
付いていたご神木であるといわれてい
ます。

宇流富志禰神社 一の鳥居
伊賀まちかど博物館
宇流富志禰神社
主祭神は、宇奈根命応仁天皇、仁徳天
皇が祀られている。
主祭神宇奈根命は水・穀物の神である。
常夜灯(←)
  安政7年(1860)のもの。西町はず
れの八知街道が分岐するところにある。
街道随一の常夜灯。

初瀬街道交流の館「たわらや」(↓)
  かって阿保の町随一規模を誇った
旅籠「たわらや」の跡地にある資料館。
菅笠日記の碑(↓)
  江戸時代の中期の明和9年(1772)
に松阪の国学者・本居宣長が、吉野へ
花見旅行に出かけた時の道中日記「菅
笠日記」で阿保を訪れた時の思い出が
綴られている。