古来上下の信仰篤い熊野三山の一つで、上、中、下の三社よりなるので熊野三所権現といわれ、十二殿に十四柱の祭神が鎮座するので熊野十二所権現とも称えられる。本宮の主祭神は家津御子で、新宮の速玉之男、那智の熊野夫須美に対する。熊野川の中州が旧社地で、明治22年の大水害に遭い現在地に移った。流失を免れた上四社のみ遷宮し、中四社と下四社は石祠で旧社地にある。
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